死にざまは人間の生きざまを映し出す。
先月亡くなった91歳だった義父と、残されたもうすぐ米寿をむかえる義母を見ていると、死にざまは生き様がそのまま反映される気がする。
いつの日か、義両親との完全同居がほとほと嫌になったとき、「クソっ!どうせなら、義父さん、義母さんの死にざままで、見届けさせてもらおうじゃないのっ!」と、涙ながらに気持ちを切り替えた覚えがある。
私は、ヒトの亡くなっていくさまを、身近で見届けたことがない。
きっと、さいごまで人が亡くなっていくさまを見届けることで、何か得るものがあるのではないかと