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Purposeを理解する


Purpose drivenな組織を形成していくためには
まずは、「Purpose」というものを理解しなくてはいけません。

Purposeは、「目的」と和訳されます。

つまり、企業が社会の中で存在している目的=存在意義と言い換えることができます。

そして、昨今の企業経営においてPurposeを基点として構造改革や事業成長を行っていくことの重要性が高まっているのも事実なのです。


なぜ、Purposeの重要性が高まっているのでしょうか?

1つは、株主資本主義からステークホルダー主義へと企業経営の方針が変わりはじめていることが挙げられます。

2020年1月に開催されたダボス会議(世界経済フォーラムの50周年年次総会)においてもPurposeが注目されました。
発表された「ダボス・マニフェスト2020」でもPurposeが中核テーマになっており、

「第四次産業革命における普遍的な企業の存在意義≒Purpose」と称して

すべてのステークホルダーを考慮し共有された持続的な価値創出の重要性を伝えています。


VUCA時代といわれる不確実性の高く、それでいて組織・人材の多様性化が進んでいる時代背景の中で


求められる企業組織のあり方が、

事業や制度・報酬で繋がれている管理組織から

「目的への共感」をベースに、さまざまなカタチで繋がっている有機的組織(≒経済コミュニティ)
へと変わってきているのです。


では、Purposeとはそもそも何なのでしょうか


「なぜ、私たちの会社は社会に存在するのか?」

この問いに対する答えがPurposeになります。

注目すべきは、「社会」というキーワードです。

「(自社が)こういうことをしたい」という自社基点ではなく
「社会において(自社が)こういう役割である」という社会基点でPurposeを設定していく必要があります。


つまり、Purposeとは自社と社会を繋ぐものでもあるのです。

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よくMVV(Miison/Vision/Value)との違いがイメージしにくいという声も聞きます。

上記の図にある通り、MVVはあくまでも「自社」という領域の話でしかなく、


本来は

①社会における自社の存在意義=Purpose
②Purposeのために自社の使命=Mission
③Missionのために目指すべき姿・目標点=Vision
④そのための行動指針・価値観=Value

と繋がっていることが望ましいのです。


経営者や経営幹部の方は読まれていらっしゃたら、一度自社のMVVを見直し
Purposeを加えたPMVVの設定をされることをお勧めいたします。

私たちが、提唱しているHR DESIGNでも、Purposeを軸に展開しています。

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Purposeを正しく理解し、言語化することがHR DESIGNにおける第一歩であり、
最も重要なファクターだと考えております。


それでは、また。

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