なぜGrabがマレーシアで生まれたのかは、KLを見ればわかる

さて、マレーシアについたんですが、さっそく思ったことがあります。

1食目で腹壊すのどうにかしてくれ…

毎回ですが、マレーシアとか東南アジアに来ると大体いきなり腹を壊します。この理由はよくわかりませんが、衛生面でしょう。

さて、今回はGrabについて述べていきます。Grabは東南アジアを中心に利用されているライドシェアサービスですが、このアプリがなぜマレーシアで生まれたのか、生まれる必要があったのかを考えていきます。

空港タクシートラップ

Grabをインストールできていない場合タクシーに乗らざるを得ませんが、空港の出口に案内所があります。そこで買うと、結構安くなります。SIMカード売り場にいるタクシードライバーはかなりぼったくり価格で交渉してきますので無視して出口に行くほうがいいでしょう。

なお、SiMカードはTuneTalkではなくMaxisのほうがいいです。また、SIMカードは入れてから一度機内モードにしなければアクティベート出来ません。

やはりグラブが便利な件

日本ではライドシェアが議論されていますが、マレーシアはGrabがないと逆に不便すぎます

KLに来ると、片側4車線の一般道路はよく見かけ、ほとんど信号や横断歩道はありません。そのため、渋滞は少ないのですが、車で移動できないと道を横断するだけでも一苦労になります。加えて観光地など多くの場所に駐車場があまりないため、結局バスかタクシーで移動するという流れになります。

しかし、ここで仮にタクシーに乗るとしても、料金が高かったら乗りにくい、となるでしょう。実際Grabはタクシーの半額で同距離移動できます。また、バスという手段もありますが、30分に1回くらいしか来ない、目的の場所まではいけない、あくまでもバス停のみなので物足りません。Grabの場合、車が来るまで3分と、非常に早いです。

また、ここは毎日太陽光が降り注いでおり、日本の7倍というバカみたいな紫外線が肌を襲います。また、日本の関東平野のように、どこまでも道端に店舗や家があるような場所ではなく、町という町まではただのジャングルが続きます。たまにマクドナルドがひとつあるくらいで、もしもそこでおいてかれたら10キロくらい炎天下を歩くしかありません。何もしなければ一瞬で日焼けします。

そこで、Grabのようなサービスがあれば目的地までドアツードアで行けます。

Grabの危険性ですが、いまだに一度もめんどくさいことになったことはありません。ちなみに最後に乗ったドライバーはポテトチップスを食べながら運転していました。また、KLはバンコクのような慢性的な渋滞はあまりないので、かなりスムーズに移動できます。

Grabに問題点はあるのか?

今のところGrabに問題点はなさそうに思えますが、まったくないわけではありません。驚くべきことにマレーシアではGrab以外のライドシェアサービスがなく、いわゆる寡占状態となっています。そのため、Grabの料金がGrabで決められるわけでもあり、何時高騰してもおかしくはありません。競争が少ないという問題は結果的にタクシーの二の舞になる恐れもあるため、Grabのいい側面(スマホで呼べる、ドアツードア)だけを残して消える可能性も高くあります。

スーパーアプリはすごい、が。

最近言われているスーパーアプリですが、Grabはまさにその一つに数えられています。しかし、スーパーアプリとはいっても、マレーシア一つとっても決済ならばTouch N Goがあるうえ、ECもLazadaがあります。Grabは配車アプリ、配送サービスが特化している部分はすごいですが、決済やECの領域はほかのサービスを使えばいいとなります。

そのため、Grabのスーパーアプリ化は別にそこまで望んでいるかといえばNoです。その部門に特化しているアプリが別々にあればそれでいい、最高に「使いやすい」を追求した一品があればそれでいいと消費者としては思います。

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