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なぜ無気力になり、絶望にくれるのか?【競争と探求】

一つにこの原因には人生における世界観からくる目的設定に問題があるからです。

✓ 簡単すぎる目標
✓ 難しすぎる目標
✓ 達成不可能な目標

この難しすぎる目標を見つけることが最近は少なくなっているから絶望にくれるという

資本主義において、競争は利益を追求する手段としていいものではありません。競争するよりも誰も気づいていないニーズに気づく方がよほど価値があります。とはいえ、それも競争の一部だと言ってしまえば競争に価値はあると言えますが。

自然の真実
人の真実

真実には上記の2つの種類があり、学問を通じて論じられている「自然の真実」とそうではない「人の真実」にわけられます。

自然の真実を解き明かすのには、例として物理学であったり生物学だったり、ある程度の学が必要になってきます。一方で、人の真実を解き明かすのにそういった共通認識や学問知識は必要にはなりません。よく、営業という仕事が軽視される傾向にあるが、営業は上記の2つの真実のうち、人の真実に該当します。

隠れた真実という難しすぎる目標を見つけることが資本市場で評価されます。しかし、資本市場では競争はむしろ利益を削ぐ要因になるのです。多くの企業が商品競争をすれば、必然的に価格は安くなっていきます。ビッグテックやウーバー、エアビーなどが見出した隠れた真実は競争の中にはないのです。むしろ対極といえます。

この「隠れた真実」こそが、革新的なビジネスの種になり得るのです。UberやAirbnbがそうであったように、まだ誰も着目していなかったが本質的に大きな価値のある領域を見出すことが重要です。

ただし注意したいのは、単に隙間領域やマイナーな分野を開拓するだけでなく、本質的な人間の欲求に応えることが欠かせません。人が本当に望んでいることとは何か、現状の不満やストレスは何かを洞察する必要があります。

また競争そのものを否定するつもりは毛頭ありません。競争がない世界では技術革新は起こりえません。あくまで過剰な競争を避け、独自の領域や視点を確立することが大切なのです。

ビジネスの世界で真実を追求することは容易ではないです。しかし人の真実を見極めることができれば、そこから生まれるアイデアは多くの人の役に立つはずです。常に自分自身と向き合い、世の中の本質的な欲求を探り続けたい、こう思います。


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