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新作アルバムに向けて遂に始動!これまでのプロデュースワークもあわせて紹介! Ne-Yo feat. Yung Bleu - Stay Down (2021)

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「So Sick」「Because of You」などのヒット曲で知れられるNe-Yo(ニーヨ)は、本国アメリカのみならず、日本のリスナーからも広く支持されているシンガーの1人です。

彼のプロデュースワークやソングライティングは世界中で高く評価されており、リアーナビヨンセといった歌姫たちをヒットに導いてきました。

そんな彼が、若手新鋭ラッパーYung Bleu(ヤング・ブルー)と共に新曲「Stay Down」(2021)をリリース。

ここでは、彼が陰で支えたヒットソングと新曲について解説します。

レーベル  :   Motown Records
リリース日 : 2021年12月10日
名前    : Ne-Yo feat. Yung Bleu
本名    : Ne-Yo / Shaffer Chimere Smith
                            Young blue / Jeremy Biddle
年齢    : Ne-Yo 42歳  Yung Bleu 27歳


出身地   :    Ne-Yo アーカンソー州カムデン
        Yung Bleu アラバマ州モービル

Ne-Yo feat. Yung Bleu - Stay Down (2021)

音楽キャリアのスタート

アフリカ系アメリカ人の父と、中国系アメリカ人の母との間に生まれたニーヨは、Michael Jackson、 Luther VandrossBabyfaceBlackstreet Usherなどの影響を受けたようです。

EnvyというR&Bグループでキャリアをスタートさせ、TLCのLeft Eyeがホストを務めるMTVシリーズのThe Cutなどの番組に出演。グループは2000年に解散を余儀なくされましたが、その間もニーヨはアーティストへ楽曲を提供し続けていました。

またNe-Yoという名前は、かつて一緒に仕事をしていたプロデューサーのBig D Evansの造語で、映画「マトリックス」の主人公ネオに由来しているようです。

ソングライターとしての才能の開花

グループの解散後、コロンビア・レコーズと契約したニーヨ。しかし、すでにレコーディングを済ませていたデビューアルバムをリリースする前に、契約を解除されてしまいました。

このアルバムからニーヨのデビューシングルとしてリリースされる予定であった「That Girl」を偶然耳にしたMarques Houston(マーカス・ヒューストン)は、この曲をレコーディングして、自身のアルバム「MH」(2003)のシングルとしてリリース。この曲は大ヒットし、ニーヨはソングライターとしての実力を認められるようになりました。

Marques Houston - That Girl (2003)

また、2004年にシンガーMario(マリオ)のシングル「Let Me Love You」へ楽曲提供を行い、9週連続で全米チャート1位を獲得。またビルボードは、2000年代に8番目にヒットしたナンバーとしてこの曲を選出。

Mario - Let Me Love You (2004)

リアーナとの共演

マリオのヒットにより、デフ・ジャムと契約を交わしたニーヨは、2006年にデビューアルバム「In My Own Words」をリリース。日本でもお馴染みの「So Sick」「Sexy Love」が収められ、アルバムは全米チャート1位を獲得しました。

レーベルメイトとして、デフ・ジャムから期待の新生としてデビューしたRihanna(リアーナ)のシングル「Unfaithful」(2006)で彼は作詞を担当し、この曲は彼女にとって3度目のトップ10入りとなりました。

リアーナは2005年のデビューアルバムのレコーディング中に初めてニーヨと会い、前述した「Let Me Love You」を聴いたときから、彼と仕事をしたいと思っていたようです。そのため「Unfaithful」を収録しているセカンドアルバム「A Girl Like Me」の制作が始まった時から、ニーヨとのコラボレーションを望んでいたようです。

セカンド・アルバムでは、ニーヨと一緒に仕事をしなければならないと思ったの。
それでスタジオに入って、この曲を作り始めたわ。

Rihanna - Unfaithful (2006)

続くリアーナの3枚目のアルバム「Good Girl Gone Bad」(2007)から「Hate That I Love You」「Take a Bow」で共演。ニーヨ「Hate That I Love You」について次のように明かしています。

俺の作曲スタイルが、60年代や70年代、80年代前半のようだと言われたらそれは褒め言葉だと思う。
昔は、人々はラブソングの詩的な部分に注目していたね。
今の歌は、ロマンチックな要素よりも性的な要素が多いよね。
愛のような感情を表現するには、ストーリー性を持たせるのが一番なんだ。
そうすることで、「自分も同じような経験をしたことがあるから、この曲の登場人物に共感できる」ということになるよね。
リアーナのために書いた「Hate That I Love You」という曲では、そんなストーリーテリングを聞くことができるよ。

Rihanna feat. Ne-Yo - Hate That I Love You (2007)

多方面での活躍

他にも、誰もが認める歌姫 Beyoncé(ビヨンセ)のシングル「Irreplaceable」(2006)に楽曲を提供し、全米チャート1位を獲得。同曲は音楽メディア誌『ローリングストーン』の「2000年代のベストソング」に選ばれ、グラミー賞にもノミネートされました。

Beyoncé - Irreplaceable (2006)

また、映画「ドリームガールズ」でビヨンセと共演実績のあるJennifer Hudson(ジェニファー・ハドソン)のシングル「Spotlight」をプロデュースし、R&B/Hip Hopチャート1位を獲得、大ヒットを収め、彼女を一躍有名にしました。

Jennifer Hudson - Spotlight (2008)

2009年には、みなさんご存知の大ヒットシングル「Knock You Down」Keri Hilson(ケリー・ヒルソン)と共演。そして翌年に発表した彼女のシングル「Pretty Girl Rock」(2010)をプロデュース。R&B/Hip Hopチャートで4位を記録しました。女性の気持ちに焦点を当てたリリックが、共感を得るナンバーになりました。

Keri Hilson - Pretty Girl Rock (2010)

また、あまり知られていませんが、Kanye West(カニエ・ウェスト)のシングル「Good Life」(2007)ではJohn Legend(ジョン・レジェンド)と共に最後のリフレインで歌声を披露しています。

Kanye West feat. T-Pain - Good Life (2007)

新曲Stay Down

ニーヨの甘い歌声が映えるメロウな曲で、途中でビートが切り替わり、1曲で2度楽しめるナンバーとなっています。今回はゲストのヤング・ブルーとの心地よいハーモニーが楽しめる後半部分をピックアップしてみました。

Ooh say something
Say something like we dirty and the cakes coming
If you loyal, hit the jeweler, have him make something
Let you whip the G-Wagon or the Wraith something
(Take one) Fake!
Not something they can say about you
Even if the breast ain't real
I know the heart so true
And you a thug all day
And I got love all day
Legal and crime, hit my line
And I'm on my way, aye
Bet I jump first if you ever say jump
Bet I got yo back so much, I'm in the front
Long as you shotgun, pistol grip pump
That mean let me tell you Imma stay down

※和訳
何か言ってくれ
何か言ってくれよ、俺たちは汚いとか、ケーキが来たとか
君が忠誠を誓うんだったら、宝石商に頼んで何か作ってもらえばいい
※君にG-ワゴンやロールス・ロイスを運転させてあげる
(ひとつ取って)偽物!
彼らは君に何も言えない
胸が本物でなくても
俺は本当の心を知っているから
君は一日中乱暴物だけど
俺は一日中愛に包まれている
法律と犯罪、俺に電話して
俺は自分の道を行く
もし君がジャンプと言ったら俺が最初にジャンプするよ
賭けてもいい、俺が付いているよ。俺は君の盾
君がショットガンである限り
それはつまり、俺に言わせてくれ、俺は君とずっと一緒

※ベンツのGクラス、ロールス・ロイス ゴーストのこと

この曲でニーヨはガールフレンドとの関係を歌っているようです。
すこし乱暴者で派手めな彼女への愛情が伝わってきます。
「それはつまり、俺に言わせてくれ、俺は君とずっと一緒」のような、
少し焦らした愛情表現がニーヨらしく、そして皆の共感を呼ぶのでしょう。

終わりに

デビューアルバム「In My Own Words」の発売15周年を記念して、デラックス・エディションがリリースされました。「So Sick」「Sexy Love」と大ヒット作のアコースティックバージョンが追加収録されており、ファンにとっては嬉しいサプライズになったことでしょう。

ニーヨは、次のプロジェクト「The Escape」を来年リリースすることを発表しており、今後の活動にますます注目が集まっています。

Ne-Yo - So Sick (Acoustic)

Ne-Yo - Sexy Love (Acoustic)

ヤング・ブルーの過去記事はこちら。

こちらで紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️

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