春歩き21km 高尾山・景信山から堂所山・陣馬山、そして藤野駅へ
4月13日は高尾山から景信山、堂所山、陣馬山、藤野駅までを歩いてきました。この日は天気予報も晴れということで、桜がまだ残っていないか期待しながらの登山です。高尾山からの縦走で桜に出会えたのは過去に一度だけ。天候と桜の開花時期、仕事のお休み、この3つが揃わないと桜に出会えません。中々ハードルが高い。
今回のルートと距離ごとの高度は下の図のようになります。高尾山口駅から小仏城山を通過し、景信山・堂所山・陣馬山そして藤野駅が終着点になります。距離にして21km程、時間は8時間58分でした。
当日は3時半起きで始発に乗り、朝帰りの人たちと登山客が入り混じる電車に揺られ6時半に高尾山口駅に到着です。
この駅に降り立つと空気が森の匂いで、山に来たんだなという気分になります。今回は稲荷山コースから登山スタート。準備をしてコース入り口に向かいます。
ケーブルカー乗り場を見渡してみると、麓の桜はもう終わりの様子。またケーブルカー乗り場近くの桜が病気・老朽化が進んでしまっており、今年の開花が見納めという事で、いつか見返せるようにしっかり写真に収めました。
桜を眺めた後、ケーブルカー乗り場の横から稲荷山コースに入ります。
稲荷山コースを歩いていると桜の季節というより、もうすぐ新緑の季節が近づいている感じがします。
サクサク登って行くと稲荷山コース最初の休憩地点に到着。ちょっと高い位置から街並みを眺めることができます。
ここでスポーツドリンクを一口飲み、後は高尾山山頂に向けてひたすら歩きます。
歩いていると地面には桜の花びらがたくさん。今回の登山ではもう桜は終わりに近い状態かなと思いつつも、綺麗な花が咲いていたので眺めながら歩きます。
そして高尾山山頂に向かう最後の階段を登りきると山頂へ到着。この階段の手前には椅子もあるので少し休んでから登ることも可能です。
そして肝心の桜はほとんど葉桜でした。でもまだ少し咲いていたので良かった。
次に高尾山山頂からの富士山ですが雲がかかっていて見えませんでした。。。
天気予報的には晴れなので、陣馬山へ向かう途中で晴れることを祈ります。ここでまたスポーツドリンクを飲み小仏城山へ。
「これより先は奥高尾です」という案内がある場所から小仏城山へのルートへと進みます。そして少し行くともみじ台では、桜と白いヤマツツジが咲いていました。ピンクのヤマツツジが多かったので白は珍しいかなと。
わずかに残った桜や、色々な花々を眺めながらトコトコと歩みを進めます。まだこの時は曇り空で晴れてくれと祈ります。
もう少しで小仏城山という所でようやく青い空が現れました。気温も上昇し5月に近い陽気に。
そして小仏城山に到着。一旦荷物を下ろし景色を眺めます。
この時まったく気づかなかったのですが、景信茶屋青木さんが小仏城山に引っ越していたんですね。この後景信山に行った時に青木さんのあった場所が解体されていて「何事か!!」と焦りました。そんなわけでワンちゃんにも会えずでした。
椅子に座って一口羊羹を食べてしばし休憩。その後、小仏城山の花々を眺めます。特にモクレンが見頃。登山に来た方々は思い思いに写真を撮っていました。
その他にも小仏城山は花で賑わっているので、少し周りを散策。桜は残り僅かでした。
小仏城山を堪能した後、いざ景信山へ向かいます。標識によると景信山までは2.1km。
景信山へ向けて少し歩いた場所にある、相模湖チラ見えスポットでは桜がまだ散り過ぎず咲いていました。
しばらく歩いて、景信山へ向けた登りの少し手前で、山の斜面に桜が見える場所を初めて発見。この場所は草木が生い茂ってない場合に景色を見れる感じ。たまたま今回は運が良く、緑色に混じるピンク色の桜模様を見ることができました。
またしばらく、山の中の植物を眺めながら歩きます。陣馬山まで行くので時間は気にしつつも無理なきペースでのんびり。
周りを眺めながら歩いていると景信山へ到着。この時、事情を知らず景信茶屋・青木さんが無くなっていて焦ったわけですが。。。そんなわけで?青木さんのあった場所には椅子がないので地面に荷物を置いて、一口羊羹とスポーツドリンクで補給(三角点かげ信小屋は営業しているのでご安心を)。相模湖が見下ろせる場所で景色を楽しみます。景信山では残念ながら桜は殆ど残っておらず。また富士山は見え始めていましたが、ガスがかかっている感じでまだはっきりとは見えない状態。富士山は陣馬山までおあずけです。
景信山の景色をひとしきり楽しんだ後、頂上の目印をチェックし、いざ陣馬山へ向けて出発します。でも途中にせっかく堂所山があるので立ち寄ることにします。ここからはひたすら長時間の森林浴な感じが続きます。
木々の中を黙々と歩きます。森の香りが気持ちの良い区間。
気持ち良く歩いていると堂所山の分岐が現れます。急な坂を登るので転落しないよう注意が必要です。
足場を間違えないように慎重に登ると、堂所山の山頂に到着。この場所、周りは木々に囲まれていて景色は見えません。ある意味楽しいので、興味がある方は立ち寄ってみてください。
堂所山を後にし、またしばらく歩き、陣馬山の前のちょっとした休憩地点、明王峠に到着です。
ここは意外と人気休憩スポットで、たくさんの方がいつも腰を下ろして休んでいる感じがします。私もスポーツドリンクと一口羊羹でエネルギー補給。後は陣馬山の蕎麦とアイスコーヒーを目指して残りの道のりを歩きます。ここまでくれば陣馬山はもうすぐ。
景色を眺めながら歩いていると、いよいよ陣馬山に到着です。
馬のモニュメントを見た後、一旦荷物を下ろし、陣馬山からの風景を眺めます。この頃には富士山も見え大満足。鯉のぼりも気持ちよさそうに空を泳いでいました。
さて景色をゆっくり堪能した後は、待ちに待ったお蕎麦とアイスコーヒーの時間。信玄茶屋でお蕎麦とアイスコーヒーを注文します。
お蕎麦は山菜蕎麦。柚子の香りがして、ここまで歩いてきて疲れた身体でも食べやすく、つゆも残さず完食。アイスコーヒーは山の上で氷入りのコーヒーが飲めるのはもちろん凄いのですが、グラスになみなみとコーヒーを注いでくれます。
しっかりと食べた後、陣馬山に別れをつげて落合に向けて下山し、そこから藤野駅に向かいます。
ここからはサクサクと下山します。森の木々にも別れを告げて行きます。
そして下山してみると桜がお出迎え。そういえばこの場所は桜が咲いていたなと数年前を思い出しました。
下山してからは、舗装された道を藤野駅に向かって歩きます。藤野駅に向かう道も中々良き風景が広がっているので、ついつい立ち止まって前に進まない。
そして毎回恒例のラブレターを見て、藤野駅に到着。お土産に藤野駅に隣接している「ふじのね」という観光案内所でプリンとチーズケーキを購入。注意点として保冷剤はあるのですが、保冷バックはないとのこと。もし購入して持ち帰る場合は保冷バックがあると便利です。ちなみに家族にはプリンが好評でした。
高尾山口駅から藤野駅までと長い道のりでしたが、季節を満喫した登山になりました。季節ごとに表情を変える高尾山はとても魅力的で、ついつい何度も行きたくなります。今度行くのはおそらく夏かもしれませんね。そしてこの次の日、ロードバイクを担いで埼玉へ行ったのはまた別の記事で。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?