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日本人の8割が知らない?商機

今回は世界の常識は日本では(意外と)知られていない
というお話です。

日本の常識は世界の非常識、なんてのはよくありますが
日本でも商機があるんですよ、というお話です。

あなたはラマダンをご存知でしょうか。

ラマダンとはヒジュラ暦(イスラム暦)9番目の月のことで
一般的には断食することで知られています。

ですので日本でラマダンというと
苦しい苦行、可哀想、なんて時代錯誤な
などのイメージがありますが、

ムスリム(イスラム教徒)からすると全く逆。
毎年心待ちにしている一大イベントなのです。

それは彼らにとってラマダンとは
「アッラーを最も身近に感じる」イベントだからです。
(この時期に懺悔して一年の汚れを祓う人もいます)

断食するのは貧しい人たちの思いを理解するため、
喜捨するのはラマダン期間中は徳が高まるとされているからです。

そんな思いを日の出前から日没まで実践して、
日没後から宴が始まります。パーティーです、毎日。

一大イベントですからはそれはそれは盛り上がります。

日本で言うと盆と正月が一緒に来たような騒ぎで、
モスクで食事して、自宅で食事して、それから夜市に出かけて食べ歩きます。

その結果、ラマダンが終わると体重が増えていた
なんてことは珍しくなく、

服も新調しますし
家具も新調しますし
豪勢な食事をホテルで食べるしで
ようは、消費が爆発するのです。

イスラム諸国ではこの時期は最大の稼ぎどきですから
ラマダンオファーなる特売が恒例化しています。

この騒ぎは、日本ではちょっと想像しづらいかもしれません。
現にこの話をすると8割くらいの方は「へー!知らなかった!」と仰います。

私がそれを体感するようになったのも
現地のムスリム社会に入り込んだからです。

ある時友人に「ラマダンって大変そうだね」と言うと
「とんでもない。あんなに楽しいことはないよ」と言うのです。

それで実際に彼らとラマダンを過ごし(断食もしました)、
イフタール(日没後の食事)も体験し、
1ヶ月後には本当に体重も増えましたw

そして見つけた商機もあります。
ある事象を定点観測し続け、踏み切ったビジネスです。
それはまたの機会にお話しします。

そういえば大塚製薬さんのポカリスウェットも
ラマダンを契機に人気に火がついたそうですね。

今日は8割の方には「へー!」と思っていただけたかもしれません。
2割の方にはラマダンをお祝いいただければ嬉しいです。

今日はここまで。
ツイてる!素敵な一週間をお過ごし下さい。

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