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「Googleの成功は パブリッシャーの健全性で成立してる」: Google のニュース責任者 R・ジングラス氏

米DIGIDAYでは、Googleでニュース責任者を務めるリチャード・ジングラス氏に話を聞いた。

Googleのニュースビジネスへの責任をどのように考えているのか、Googleのパブリッシャーへの対処はFacebookとどう違うのか、Googleがパブリッシャーに直接お金を出すという発想はよくないと考える理由などに話は及んだ。

以下、インタビューは編集して凝縮してある。

◆ ◆ ◆

――Google Newsが5月にアップデートされた。その今日的な意義とは?

ニュースはGoogleがやっていることの重要な要素だと、我々はかねてより思っている。だから、エコシステムで持続的な成功を可能にすること、すなわち、消費者が複雑な問題を理解するために必要なツールと情報が、消費者の手に渡るようにすることが重要だった。まさに、それが当該のアップデートだ。このアップデートで理解してもらおうと努めた主なポイントは、Googleが時事問題の最新情報を伝え、人々があらゆる問題を深掘りし、多様なソースを得られるようにしているということ。深い理解を提供し、人々がもっと賢くなれるようにするということ。そして、人々が自分の好きなニュースソースを楽しむことを、支えられるようするということだ。

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