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Shopifyとの提携で、 TikTok に再注目するD2Cブランドたち

TikTokが事業停止に追い込まれる恐れがほぼなくなった今、eコマースのスタートアップがTikTokに広告費をつぎ込む準備を進めている。そしてTikTokも、彼らがより簡単に広告を配信できるようにしたいと考えている。

TikTokとShopify(ショピファイ)は10月27日、Shopifyの加盟店が同サービスのダッシュボードから直接TikTokのキャンペーンを作成、開始できるようになったことを明らかにした。これに伴い、ShopifyのアプリストアにTikTokの新しいチャネルが公開されている。

Shopifyのアプリストアでは、Snapchat(スナップチャット)やFacebook、それにピンタレスト(Pinterest)が同じように統合されている。だが、今回の新たな提携は、TikTokのプレゼンスやTikTokに対するeコマース企業の関心が今も衰えていないことを示すものだ。米DIGIDAYの姉妹サイトであるモダンリテール(Modern Retail)がデジタル広告エージェンシー4社の幹部に話を聞いたところ、TikTokで広告のテストを希望するeコマースクライアントが増えたと語ったエージェンシーが2社あった。TikTokの事業が禁止される恐れがほぼなくなったことがその理由だ。広告主はFacebookに代わる安価な広告製品や標準的なFacebookユーザーより若い消費者にリーチできる広告機会を強く求めており、そのことがTikTokへの関心を高めていると、彼らはいう。

クライアント数は20~25%増加

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