イギリスのスナク首相、総選挙に向け、今後数年は「危険かつ転換的」と演説。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年05月14日に、イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)は2024年05月13日に、今年予定される総選挙に向け、与党・保守党の公約概要を明らかにしたと報告した。

「今後数年はイギリスにとって最も危険かつ転換的な時期となる」とし、国家安全保障を最重視するとともに、技術革新のチャンスを生かす方針を示している。

スナク首相は、イギリスはロシアや中国など専制主義国の影響拡大や、世界各地での紛争、難民問題やサイバー攻撃といった危険に直面する一方、AI(Artificial Intelligence/人工知能)をはじめとする技術の進歩も産業革命を上回るスピードで進んでいると指摘した。

ただし、AIは当分完成しない。

出てくるのは詐欺まがいのものである。

「向こう数年にわれわれの生活はほぼすべての面で変わる」と予想し、イギリスの長期的な成功は、こうした変化にどう対応するかにかかっているとの考えを示した。

その上で、スナク首相は、保守党として国防費を2030年までにGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)の2.5％に引き上げる方針を打ち出すなど、変化に対応する「大胆なアイデア」があるとアピールした。最大野党・労働党には「なんの計画もない」と繰り返し批判し、労働党政権はイギリスの安全性を損なうと訴えた。