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ドイツ人は、気候変動より移民を問題視するように変化。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年05月10日に、ドイツの英字新聞「DW(Deutsche Welle/ドイチェ・ヴェレ)」からの情報として、ヨーロッパでは、気候変動対策よりも、移民削減を政府の優先課題と捉える人が多くなり、2年前から優先順位が逆転したと報告した。

アンゲラ・メルケル(Angela Dorothea Merkel)元首相が現役時代は、移民受け入れが重要視されたが、最近の特にドイツで、移民を問題視し始める傾向が顕著に出ていると、デンマークを拠点とするシンクタンクAOD(Alliance of Democracy/アライアンス・オブ・デモクラシーズ)が2024年05月08日に発表した調査で明らかにした。

同シンクタンクは、民主主義や政府が優先すべき課題、国際関係に関する意識調査を実施。期間は2月20日から4月15日。対象は53カ国の6万3,000人弱。 

政府の優先課題について、欧州全体では回答者の25%が移民削減を挙げ、2022年の20%以下から増加した。気候変動対策を挙げた人は微減し、今回の調査では25%を下回った。

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アンゲラ・メルケルは、CDU(Christlich Demokratische Union/キリスト教民主同盟)であったが、「DW(Deutsche Welle」のレポート「If parliamentary elections were held this week, I'd vote for …(もし今週議会選挙が行われたら、私は…に投票するだろう。)」と言う政党別割合は、CDUが31%で、現政権の連合SPD(Sozialdemokratische Partei Deutschlands/社会民主党)が15%、Die Grünen(Bündnis 90/Die Grünen/環境政党・緑の党)が15%、FDP(Freie Demokratische Partei/自由民主党)が5%で、AfD(Alternative für Deutschland/ドイツのための選択肢/右派政党)の18%に抜かれた。

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2024年06月09日に行われる欧州議会選挙(European Parliament elections)のAfDの最有力候補はマクシミリアン・クラ(Maximilian Krah)であった。 同氏はロシアと中国から資金を受け取った疑いがあり、それが同氏の投票行動に影響を与えた。 彼の側近が最近逮捕され、中国特務機関に勤めていた疑いで起訴されており、マクシミリアン・クラも捜査を受けている。 ドイチュラントトレンドの調査(Deutschlandtrend survey)では、回答者の10人中7人が、AfDはロシアと中国に対する立場を再考すべきだと答えている。

もう、ウクライナや気象問題でなくなっている。

それだけ、ドイツの経済状態が厳しいのだろう。

https://www.infomigrants.net/en/post/56953/germans-fear-migration-more-than-climate-change-study-finds
https://www.dw.com/en/for-german-voters-immigration-is-main-issue-in-eu-elections/a-68989492
https://www.allianceofdemocracies.org

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