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アジアは産業用ロボットの導入で先行。


世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のアンナ・フレック(Anna Fleck)の報告として2024年05月13日に、フレックス・リヒター(Felix Richter)、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告と共に、IFR(International Federation of Robotics/国際ロボット連盟)によると、アジアは産業用ロボットの世界最大の市場であり、2022年には新たに配備されるロボット全体の4分の3近くがアジアに設置されるという。

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同年にアジアで導入されたロボットは40万台を超え、前年比5%増となった。

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この地域の市場の大部分を牽引しているのは中国で、2022年には29万台以上が設置された。2022年に世界で設置されたロボットの台数は55万台を超え、過去最高となった。これは2021年比5%増。

2022年にアジアで次に設置台数が多かったのは日本で、新たに5万台以上が設置された(9%増)。日本は2020年のコロナ大流行からの回復を示し、設置台数は2019年の水準に戻った。

3位は韓国で3万2,000台近く(1%増)であった。

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2番目に大きな地域市場であるヨーロッパでは、2022年に約84,000台の新しいロボット・ユニットが設置された(3% 増)。ドイツは25,000台以上のロボットが設置されている欧州最大の市場であったが、これは2021年から1%減少した。この地域で次に大きい市場はイタリアで11,000台(8%増)、フランスが7,000台(13%増)であった。


一方、南北アメリカ大陸では、米国が設置台数の71%を占め(40,000件、10%増)、メキシコ(6,000件、13%増)、カナダ(3,000件、24%減)が続いた。

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IFRによると、中国、日本、米国、韓国、ドイツを合わせると、2022年の世界のロボット導入台数の79%(43万8千台)を占めることになる。世界中でロボットの主な顧客業界は、エレクトロニクス(新規設置された全ロボットの28%)、自動車(新規設置の25%)、金属および機械(12%)、プラスチックおよび化学製品(4%)、および食品および飲料業界(3%)でした。

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https://www.statista.com/chart/32238/annual-installations-of-industrial-robots/
https://www.statista.com/chart/32234/popularity-of-domestic-robots/
https://www.statista.com/chart/31337/new-installations-of-industrial-robots-by-country/
https://www.statista.com/chart/29790/total-exports-of-green-technologies-from-developed-and-developing-nations/
https://www.statista.com/chart/29244/number-of-companies-using-open-ai-in-their-business-processes-worldwide/
https://www.statista.com/chart/27747/estimated-annual-revenue-with-robots-by-industry-sector/

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