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中国全土で、コロナ治療薬のネット販売開始、診断必要。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年12月15日に、ニュースサイトの界面新聞によると、中国で新型コロナウイルス治療薬のインターネット販売が2022年12月13日から始まったと報告した。

医薬品のE-Commerce(電子商取引)アプリでは、米国のファイザー(Pfizer)製と河南真実生物科技製(Henan Truth Biotechnology)の治療薬が販売されている。ただ購入者は、事前に医師の診断を受ける必要がある。

医薬品のECアプリで販売が始まったのは、ファイザーの「パキロビッド(Paxlovid)」と真実生物の「阿兹夫定片(Azvudine)」。

感染前の購入は不可で、購入者は事前に医師のオンライン診療などを受けた上で、購入時にネットを通じてPCR検査や抗原検査の陽性結果を送る必要がある。

一部のECアプリでは14日時点で、同2種類の医薬品が検索できない状態となっている。理由は不明だが、法令違反となる販売があった可能性が指摘されている。

いかにも、中国である。
中国では、儲かりそうだと言うと、偽薬や裏販売がつきものである。

■美団が医薬品・医療機器のデリバリー

中国新聞社(中国新闻网)電によると、中国デリバリーサービス大手の美团(美团网,中国领先的快递服务提供者/Meituan, China's leading delivery service provider)は、国内8都市で医薬品や医療機器などのデリバリーサービスを開始した。新型コロナウイルスの流行で、こうした製品の需要が高まっていることに対応する。

北京(Beijing)、上海(Shanghai)、天津(Tianjin)、江蘇省南京(Nanjing, Jiangsu Province)、湖北省武漢(Wuhan, Hubei Province)などの8都市で、デリバリーサービスを展開。解熱剤やせき止めなどの医薬品、温度計や血中酸素濃度計などの医療機器、マスクなどを扱う。

■増産促進を支援

工業情報省消費品工業局の周健副局長(Zhou Jian, deputy general of consumer products at the Ministry of Industry and Information Technology)は2022年12月14日の会見で、一部地域で一部の医薬品が品薄になっている現状を踏まえ、企業に増産や生産能力の拡大を促し、市場への供給を増やすと表明した。政府は物流や人員、原材料調達などの方面で支援する。

全国的に発熱外来や病床数を増やしているとも説明した。医療体制を拡充することで死亡者を減らす考え。

2022-03-23---ファイザーのコロナ薬「Paxlovid」、中国では成人に限定。



http://www.nhc.gov.cn/xcs/yhfc/202001/287718450d7f4328bc50409aa50ba595.shtml

http://www.nhc.gov.cn/xcs/zhengcwj/202212/acd8ba68d934488983909e81642dc337.shtml

http://www.nhc.gov.cn/xcs/fkdt/202212/560d0401fe4c4f4180d2d61c7c44abf3.shtml



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