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タイタニック号の宝物はコレクターを魅了するが、それには多額の資金が必要。

ArtDailyは2024年04月28日に、米国の新聞「NYT(New York Times/ニューヨーク・タイムズ)」からの情報として
デリック・ブライソン・テイラー(Derrick Bryson Taylor)は、イングリッド・プロブスト(Ingrid Probst)からの日付不明の写真では、タイタニック号の乗客ヒルダ・マリア・ヘルストロム(Hilda Maria Hellstrom)のチケットを持った自宅にいるトニー・プロブスト(Tony Probst)が写っている。 ヴァイオリンのケース(violin case)を含むタイタニック号の数多くの遺物が今週末イギリスでオークションに出品される。すでに、コレクターに飛びつく準備ができている。

タイタニック号に関連しているので高価だが、そのもの自体の通常価格からは天門学的であり、ある限られた人のための価格である。

私はドイツの多くのオークションに手を出しているが、書誌学的な価値でお金を出すが、このようなものに手を出した記憶がない。

アメリカのオークションは異常である。
例えば二束三文の古書も、米国に持ち込まれた聖書というだけで数100倍になる。

それも読みもしない。

最悪の例として、アメリカ英語しか理解できないビル・ゲイツはグーテンベルグの42行詩聖書を購入しているが、読めない。

グーテンベルグの42行詩聖書を持っている個人として有名だが、グーテンベルグの本では世界で最初に出版されたラテン語とギリシャ語の辞書カトリコンではない。

この本は、グーテンベルグが最後に印刷したことでも知られ、もっとも高価で、希少である。なぜなら、その字母が行方不明になっていることでも知られている。
それについて知っているアメリカ人はほとんどいない。

タイタニック関連コレクターのトニー・プロブストのタイタニックに対する情熱は揺がない。

1990年代半ば以来、彼は1912年の処女航海から救命ボートの銘板、陶磁器、楽譜、一連の個人文書など数百点の遺物を収集してきた。

64歳のプロブストさんは今週、「地球上で、タイタニック号に乗れる1人分の紙をすべて持っているのは私だけだと信じている」と誇らしげに語った。

彼のコレクションは、カリフォルニアのベイエリアで息子たちと経営するオーディオ・ビジュアル店に時々展示されているが、ワシントンのナショナル ジオグラフィック博物館などの著名なスペースも巡回している。
カリフォルニア州シミバレーにあるロナルド・レーガン大統領図書館および博物館。 ミズーリ州ブランソンとテネシー州ピジョンフォージにあるタイタニック博物館です。

プロブスト氏のタイタニック号に対する熱意は、彼をコレクターと歴史家の中間に位置すると述べ、北大西洋で氷山に衝突して沈没し、1,500人が死亡したタイタニック号から記念品を探し求める、小規模だが熱心なコミュニティの一員にしているという。

イングランド南西部のオークションハウス、ヘンリー・オルドリッジ・アンド・サン(Henry Aldridge & Son Ltd, an auction house in southwest England)社は2024年04月27日土曜日、タイタニック号やその他の船舶・輸送関連の記念品のオークションを開催する。売りに出される250点以上の品物の中には、災害後に遺体回収船の隊員が撮影した氷山の白黒写真や、バンドリーダーのウォレス・ハートリー(Wallace Hartley)のバイオリンケースも含まれており、最高£12万、 または約US$15万の値がつくと予想されている。。 (このヴァイオリンは2013年に£110万、つまり約US$130万ドルで落札された。)

タイタニック号のアイテムを探す理由はさまざまだが、プロブストさんにとって、収集を続け、オークションに目を光らせる動機は、犠牲者と生存者に関する物語だという。

「世の中には非常に豊かな資金を持っている人が何人かいて、ご存知のとおり、彼らは今では最高のアイテムをすべて手に入れています。」とプロブストは語った。 「私はそのカテゴリーには属しません。 私は物語を保存することにもっとも興味があります。」

プロブストは、いくつかの大きな買い物から回復していると述べ、現時点で欲しいものリストには何も入っていないが、とにかくオークションカタログを検討するつもりだという。

「私は本当に欲しいものを追い求めたいのです」と彼は言いました、つまり美術館にリースできるアイテムである。

「ある意味、私はそれを退職金口座と呼んでいます。なぜなら、元本を受け取ることができ、その価値が上がるからです」と彼は付け加えた。 「しかし、それまでの間、私はそれをリースして少しのお金を稼ぐことができます。」

オークションハウスのマネジングディレクター、アンドリュー・アルドリッジ(Andrew Aldridge, the managing director of the auction house)によると、ヘンリー・オルドリッジ&サン(Henry Aldridge & Son)は1990年代後半からタイタニックをテーマにしたセールを年2回開催している。 オルドリッジは、入札者には多くの場合、独自の分野や個人的な動機があると述べた。

「タイタニック号の記念品そのものを集めているだけの人もいます」と彼は言う。「しかし、もう少し深く掘り下げて具体的に取り組む人もいます。 特定の乗客、特定のクラス。 特定の地域から来た人たち。 スカンジナビア人の乗客から物を集めるだけの人もいるでしょう。」

英国タイタニック協会会長のデビッド・スコット・ベダード(David Scott-Beddard, chair of the British Titanic Society)は、タイタニック号を収集するコミュニティはかなり小規模で、特に高額な購入品を購入する人は少ないと述べた。

売れ筋商品をめぐる競争は、時には熾烈を極めることもあります。「ある程度、妻にバレずに、どれだけ欲しいか、それにどれだけお金をかける用意があるかが重要です」と彼は言う。

スコットベダード氏は、購入後にアイテムが公の場から消えることについてはあまり心配していないと付け加えた。彼は、コレクターの大多数が、たとえ6桁や7桁のレベルで買い物をする人であっても、自分の作品を一般向けに展示することを寛大に受け入れてくれたことは、コミュニティにとって非常に幸運だったと述べた。

タイタニック国際協会会長チャールズ・ハース(Charles Haas, president of the Titanic International Society)は、「タイタニック号はおそらくノアの箱舟に次いで歴史上最も有名な船だろう」と語った。

愛好家の中には、乗客によって船から持ち去られたますます希少な遺物の探索に駆り立てられる人もいれば、犠牲者や生存者の目を通して災害を観察する収集家が時々作る心理的なつながりに駆り立てられる人もいる。

ハースは、タイタニック号関連アイテムの需要がなくなる日が来るかどうかは分からないと語った。

「タイタニック号の物語はすでに112年続いています」と彼は言った。 「世の中には『船が沈んだ、もう乗り越えろ』と言う人もいるが、船にはたくさんのドラマが組み込まれているので、若い世代は今でもこの船に非常に魅了されています。」

ハースは、彼らが集電者の足跡を引き継いでくれることを望んでいるが、オルドリッジ氏によれば、彼らは芸術品の一時的な保管者にすぎないという。

「これを説明するのに最も適切な方法は、「あなたはこれらのオブジェクトを所有することは決してない」ということです」とオルドリッジ氏は語った。 「あなたの仕事は、それらがあなたの所有物である限り、それらを保持し続けることです。 それらを安全に保管し、次の世代、次の個人、次のコレクターに渡します。」

しかし、これだけ話題にするもは、イギリスとアメリカがほとんどで、それと同時に不幸なことも起こったいる。

これらは全て、単にコレクターのことで、私には興味がない。

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https://artdaily.cc/news/168788/Titanic-s-treasures-captivate-collectors--but-they-ll-need-deep-pockets
https://www.nytimes.com/2024/04/26/world/europe/titanic-auction-memorabilia.html
This article originally appeared in The New York Times.

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