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南シナ海の緊張の中、米国がフィリピンにタイフォン兵器システムを配備したことを受け、中国政府は「深刻な懸念」を表明。

米国はすぐに、武器で問題を解決しようとして、問題を拡大する。
中国は言った言わないで、問題を拡大する。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のデジタル・エディターであるシア・ドリスコル(Shea Driscoll)は2024年05月11日に、ローラ・ジョウ(Laura Zhou)のレポートを紹介し、中国はASEAN当局者に対し、巡航ミサイル「トマホーク(Tomahawk)」を発射できる兵器システムは地域の安全と安定に対する深刻な脅威であると語った。
このミサイル・システムは、係争海域で中国と繰り返し衝突しているフィリピンとの訓練中に配備された。

米国は、中国の理屈に勝てないので、武器を配備する。

米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)のビジネスは、これしか知らない。

中国は東南アジア諸国との会合で、米国によるフィリピンへの中距離ミサイルシステム配備について「深刻な懸念」を表明した。

中国は、理屈でねじ伏せようとするから、日本との尖閣諸島でも、そうだったが、日本は理屈と証拠でねじ伏せた。

米国は先月の合同軍事演習中に、トマホーク巡航ミサイル(Tomahawk cruise missiles)とSM-6対空ミサイル(SM-6 anti-aircraft missiles)を支援できるタイフォン・ウェポン・システム(Typhon Weapon System)を一時的にフィリピン国内に駐留させた。


ここ数カ月間、南シナ海の係争海域で中国と衝突を繰り返してきたフィリピンにこのような兵器システムを配備するのは初めてで、武力紛争のリスクに対する懸念が高まっている。


中国の孫偉東外務次官(China’s vice minister of foreign affairs Sun Weidong)は2024年05月10日金曜日に、インドネシアのジャカルタで記者団に対し、中国とASEAN(Association of Southeast Asian Nations/東南アジア諸国連合)高官らとの会談で「中国の深刻な懸念を明確に伝えた」と述べた。

岸田首相は、嬉しそうだ。困ったものである。

中国外務省の声明によると、孫外務次官は、この配備は「地域諸国の安全に対する深刻な脅威であり、地域の平和と安定を著しく損なう」と述べた。

孫外務次官は、「中国は、この地域における冷戦型の対立の再発と、地域諸国を覇権の道具や代理人として利用することに断固反対する」と述べ、一方で、ASEANの戦略的自治に対する中国の支持を再確認した。

ASEAN加盟10カ国のうちマレーシア、ブルネイ、ベトナム、フィリピンの4カ国は、南シナ海で中国と領有権を争っている。

2024年05月10日金曜日早朝、フィリピンは米国との3週間にわたる年次訓練を終了した。この訓練には両国の1万6000人の兵士に加え、フランスとオーストラリアからも隊員が参加した。

米インド太平洋軍(The US Indo-Pacific Command)は、部隊が「海洋安全保障(maritime security)、水陸両用作戦(amphibious operations)、諸兵器連合(combined arms)、航空作戦(aviation operations)、情報・サイバー空間作戦(information and cyberspace operations)の熟練度を高めるため、フィリピン全土の拠点で肩を並べて訓練した」と述べた。

2023年04月にフィリピンが長期同盟国に対してさらに4つの軍事基地を開放することに同意したとき、中国政府はひどく不満を抱いた。

その中には、南シナ海の南沙諸島のミスチーフ(Mischief reefs)礁とファイアリークロス礁(Fiery Cross reefs)にある中国の人工島の近くにある1カ所と、現在主要な引火点となる可能性がある台湾から約500km(310マイル)離れた2カ所が含まれる。
演習でのタイフォン兵器システムの配備は、米国が2019年に中距離核戦力全廃条約から離脱して以来、このような兵器がインド太平洋に配備されるのは初めてである。

この協定は1988年6月に米ソが批准し、両国が射程500~5,500kmの地上発射弾道ミサイルおよび巡航ミサイルの開発と実戦を禁止した。

2024年05月04日---中国政府がマニラとの補給協定の「詳細」を明らかにする中、南シナ海の第二次トーマス礁の舌戦が激化。
2019年06月05日---フィリピンのドゥテルテ大統領は、元同性愛者であった?
2016年12月24月---フィリピンの大統領は、ほとんどのアメリカ人が馬鹿であると言った。
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2016年10月27月---フィリピンのドゥテルテ大統領、反米発言は「単なる言葉」
2016年10月06月---フィリピンの大統領の支持率急上昇!?

ミスチーフ(Mischief reefs)礁の緯度、経度。
9°52'29.2"N 115°32'34.6"E
または、
9.874778, 115.542942

ファイアリークロス礁(Fiery Cross reefs)の緯度、経度。
9°37'57.2"N 112°57'57.7"E
または、
9.632567, 112.966019

これらには飛行場が既にある。

https://www.scmp.com/news/china/diplomacy/article/3262322/beijing-raises-serious-concerns-after-us-stations-typhon-weapons-system-philippines-amid-south-china
https://asia.nikkei.com/Politics/International-relations/South-China-Sea/Philippines-and-U.S.-to-sink-ships-in-South-China-Sea-drills2
https://www.theguardian.com/world/2024/apr/18/china-warning-balikatan-exercise-2024-philippines-us-military-drills
https://www.rappler.com/nation/philippines-united-states-open-balikatan-exercise-april-11-2023/
https://ja.topwar.ru/240881-pervye-shagi-sdelany-raketnye-sistemy-typhon-obosnovyvajutsja-v-jugo-vostochnoj-azii.html

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