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【未就学児への運動指導】 やっぱり難しい。。。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

昨日は、こども園の年中組への運動指導を行ってきました。
昨年度末に運動指導のデモを行なっています。
前回、一緒に運動したのは年長組。
しかも卒園間近の園児たち。
その時の記事はこちら↓

今回は、この4月から年中にあがった園児達。。。
実質、暦年齢で2歳近い差があることになります。
未就学児の2年という暦年齢差は大きい。。。。
嫌というほど痛感してきました。。。。

協調運動学習の取り組みは間違いなくプラス!

「協調運動が大切!」
という、こども園側の考えと、
僕が提供できる
「コオーディネーショントレーニング」
のコンセプトが合致し、
今回の運動教室開催に至っています。
不定期ですが、今年度に複数回の実施を予定。

コオーディネーショントレーイングの
”運動学習の感受期”を見ても、
未就学児世代(4歳〜)は、
・体力強化(持久力向上)
・コオーディネーション(協調運動)
・可動性(柔軟性)
は取り組み始めるべき項目。

年中組の園児達が、
今回の運動教室に参加したことは、
将来的にメリットがあると感じます。

“レディネス”がないのが大変。。。。

一方で年中組さんです。
今年の3月まで年少組さんです。。。
体のフレームがまだまだ小さいです。
思うように身体も動かないこともあります。
そんなことはいいんです。
そこは想定内。

1番の不安は、
「考えていた運動を一緒にやってくれるかどうか」
言い換えると
「運動学習を受ける準備ができているかどうか」
です。

運動に参加してもらえるように、
いろいろ考えて促してみました。
多くの子供達はマネしてくれるんですけどね。。。
やはり中には自由に走り回る子供達も。
子供達の集中力は”年齢+1分”くらいしか継続しませんからね。
まあ、子供らいしといえば、そこまでですが。。。。

環境を変えると、もう少し上手くいく

未就学児の運動指導をもっと円滑に行うためには、
グループの規模をもっと小さくし、
少人数で開催すべきということを強く感じました。

環境設定を変えていくこと。
指導する側の人間が実施することです。

今回のこども園。
園児数もなかなか多いです。
1クラスが25名前後。
いろんな活動をクラス単位で行います。

25名を1グループとして
ウェイトトレーニング指導することを考えた場合、
受講者側は大学生程度
(トレーニング歴があり、
 テクニックを有しているメンバー)
が想定されます。

トレーニング初心者やジュニア世代を指導する際は、
もっと1グループあたりの人数を少なくします。
そうしないと、全員のケアができませんからね。

まあ理想と現実ですよね。
クラスをグループ分けして、
実施するとなると、
・時間
・機材の数
・別グループの活動
・対応する人員
など、また別の問題も出てきます。
なかなか難しいです。。。

普段、園児達の対応をしている先生達。
ほんとに尊敬です。。。。
基本、担任、副担任の2名体制で
クラス運営をされているそうです。
(規定だと、園児30名までを保育士1名で対応できるはず)
でも、毎日、”闘い”だろうな。。。
と勝手に想像してました。。。
幼稚園・保育所の職員の方達の待遇を
もっと改善してあげないとしんどいですよね。。。

まとめ

未就学児の運動指導。
やはりポイントは環境設定です。
・子供達が楽しく体を動かす。(難易度設定)
・子供達の集中力を考慮する。(時間設定)
・できればグループ分けをして実施??
などなど。

まだ何回か訪問する予定です。
ちょっとずつ構築していきます。
とりあえず、来週は年長組の運動指導ですね。。。


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