北九州市小倉南区にある菅生の滝は市内では最大の滝であり、約30メートルの落差がある。神仏習合時代には、下流の菅生寺の修験の地として栄えた滝とのこと。市内からもほど近い割にはあまり多くの人は訪れない穴場だが、これからの暑い時期は憩いの場となることだろう。
またこの滝にまつわる民話として「菅生の滝伝説」が残っており、一昨年秋にnoteにこのことを記事にしたのだが、先日久しぶりに出かけて新たに写真を撮り、改めてこの伝説を読むとなかなか感慨深いものがあり、再びここに引用したい。
これは純愛をテーマとした悲しい結末を迎える物語だが、今日の不穏な時代の中で触れるとやはりその美しさが際立つように思う。
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