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#035:学習する組織:本気

兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。

今回は本気ということについて。
「学習する組織」の本の中では、コミットメントという呼び方をしています。「コミットする」といつの間にか言うようになりましたが、以前はなかった言葉です。日本では、カルロス・ゴーンさんが使い始めて一般的になったような気がします。
わかりにくいので、私は「本気」と言い替えています。私の発明と考えていたら、野田稔さんという方が著書でそういう説明をされているそうです。

行動の質を上げるためには、組織の成功循環モデルのとおり、思考の質を上げることが必要です。

これに加えて、計画の質を上げることで行動の質が上がります。そして、計画の質を上げるためには、目標の質を上げることが有効です。
目標の質は、メンバがその目標に対して、どれだけ本気になれるかということで測定ができます。

この本気とはどういうものなのかを、学習する組織の中では、こんな表で説明しています。

本気にいたる段階

「追従→参画→本気」という3段階の最終形と言われると納得感あります。人の道に反するような最後の一線だけは越えず、あくまでもやるというのが本気。
やってはいけないことまで一歩間違うと踏み込んでしまうことになるわけで、倫理観の重要性がよくわかります。

メンバの本気を引き出す方法として、学習する組織では、以下の3つを推奨しています。
・あなた(経営者、責任者)自身が参画すること。
・正直になること。ビジョン(目標)をわかりやすく、正直に説明すること。
・他者に選択させること。
3つめの、メンバにやるかどうかの選択をゆだねることが大切です。押しつけられたと1ミリでも感じたら、「本気」になることはないでしょう。

写真は、香川県の琴平駅前の「うどんタクシー」です。香川県の方はうどんに関しては、「本気」です。
===誰一人取り残さない===

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