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特別編: 2024 TM 清水 vs Honda FC

5/12(日)に三保で行われたHonda FCのトレーニングマッチを見てきましたので、簡単に観戦記を書きます。


清水のスタメン

清水のスタメンは以下の通り。

清水 vs HONDA FC 清水のスタメン

最近の乾不在時の基本システムである4-4-2を採用。
2トップは千葉が前、川本が後ろという縦の関係の配置も試合の中では試していました。また右サイドの小竹と川谷は途中ポジションを入れ替えていました。
中盤は左MFは、唯一鹿児島戦出場組の西原、右サイドには左利きの小竹がはいります。ボランチは成岡と白崎というコンビ。
最終ラインは、本職のDFは高木践のみであり、両サイドバックは本職中盤、右CBはユースの中山くんを起用するという苦しい布陣。
GKには沖選手ではなく、梅田が入りました。(沖選手はサブで帯同しているのでお休みなのかもしれません。)

清水のスターティングメンバー

ゲームキャプテンは白崎が務めました。CBはユース中山が177cm、高木が173cm、左SBの安藤は165cm、右SBの川谷は178cmと全体的に高さが足りない点は仕方ないですね。

トップと同様に試合前に円陣を組みます

前半は0-2

試合展開としては、清水はトップチームとは違ってビルドアップにやはり苦戦している印象。左SBの安藤や、右SBの川谷がドリブルで突破することでチャンスになりかけたことはありましたが、チームプレイというよりは個で何とかしようとするシーンが特に立ち上がりは多く見られました。
対するHONDA FCは、JFLの試合がないということで、基本はトップチーム。選手の力量としてはチームとしての戦い方の部分で相手に分がある印象でした。

前半のHONDAのフリーキックのシーン

前半早々に、安藤がSBを務める清水の左サイドの裏を取られて、クロス。高木の頭を超えて、9番児玉選手がボレーで先制点。
その後清水も反撃に転じますが、何度かオフサイドにかかります。
前半の20分くらいに、HONDAが追加点。今度は左サイドからクロス。安藤のクリアのこぼれ球をまたしても9番の児玉選手が叩き込みます。児玉選手、非常にミートが上手くて強烈なシュートの持ち主でした。
その後、清水側に二度の決定機。まずは成岡の中央のドリブルから、浮き球で千葉へパス。上手く反転してGKと1対1になりますが、最後のところで押し込めず。続いて、西原がドリブルで中央を突破して、川本にスルーパス。左足のシュートは右に外れました。続いて、が相手の右サイドからのクロスをHONDAの9番児玉選手がボレーで先制。その後も、同じような展開から児玉選手に叩き込まれた形でしたでしょうか。これは最終ラインの高さ不足ということも影響したように思います。

後半は0-0

後半も同じメンバーでスタートしますが、川谷選手と西原選手の左右を入れ替えた形になりました。

清水 vs HONDA 後半開始のメンバー

川谷選手の適性ポジションを探りたいという意図もあったのかもしれませんね。西原の右SH、小竹の右SBも新鮮ですね。

後半頭もメンバー交代なし

後半は途中HONDAも大きく選手を入れ替えるなど、試合としてはあまり落ち着かない形でした。後半に千葉が何度かシュートを打っていたと思います。
そして後半15分に遂にこの選手が交代出場します。

ついに乾選手が出場

西原選手に代わって、乾選手が登場。いわき戦以来となる、実戦復帰ということで、清水サポにとっては嬉しいですね。
これによって清水のシステムは4-2-3-1になり、ポジションも変わります。

清水 vs HONDA 後半15分からのメンバー

乾が入るとやはり雰囲気が大きく変わりますね。特に前線からのプレスについて、乾が「Go Go Go」と指示を出し、千葉や川本や川谷も動かします。自身もコースを背中で切りながら、いく時にはプレスにいっている形。何度か、乾が行っているのに、後ろが連動していないこともありましたが。

貴重な乾選手のフリーキックのシーン

FKの場面、トップチームではあまり蹴ることのない乾がキッカーに。ある意味貴重ですが、さすが良いボールを蹴っていました。こちらのCKはファーの千葉に合わせますが、DFに触られてシュートならず。
それ以外にも乾が何度かチャンスを作っていて、次節の復帰に向けて順調な仕上がりを見せました。
最後後半38分に、小竹に代えて、ユースの市川を投入。川本トップで、千葉右サイド。市川は左に入り、再び川谷が右SBをやる形。
川谷は忙しかったですね。いろいろ試してもらったということでポジティブな理由だとは思いますが。

0-2で試合は終了しました

結局後半は得点がないまま、トータル0-2で試合が終了しました。

気になった選手

乾選手・・・30分でしたが実戦復帰できてよかったです。乾が入ると雰囲気が一変、少ない時間でも存在感を示していました。また三保はアイスタよりも静かなので、乾が前線プレスの際に以下に声を出しているかがよくわかりました。さすがですね。
成岡選手・・・フル出場でしたが、試合を通して、良いパフォーマンスだったと思います。特に前半の決定機である千葉へのラストパスも良かったですし、宮本・中村から学んでいるのか、最前線に積極的に出ていくシーンも多く見られました。ボールを受けたら基本は奪われないですし、やはり技術の高い選手ですね。トップチームに絡んで欲しいです。
白崎選手・・・トラップ一つとっても、フェイントをかけて相手を揺さぶるなど、さすがのプレー。コンディションはまだ上がりきっていないように見えましたが、徳島戦の前半のようなプレーが戻ってきたら、宮本・中村に本来は割って入れる選手。特に得点力という意味ではこの2選手を上回っているはずなので、スタメン復帰が待ち遠しいです。
川本選手・・・常に姿勢が良くて、落ち着いてプレーできるのが特徴。前線でもしっかり収めてくれるので預け先として機能していました。落ち着きすぎている部分もあるので、時には猛ダッシュしたり、強引にでもシュートに打つみたいなところがあると、怖い選手になるだろうなと思いました。
川谷選手・・・ルヴァンの出場時間は限られていたので、これだけ長い時間見たのは初めてでしたが、上背もあるし、身体も強いのに、ドリブルが上手いという面白いタイプの選手だなと思いました。さすが静学出身ですね。この試合はSBの時間が長かったですが、本職である中盤でどれだけのプレーができるのか今後も楽しみな選手です。
安藤選手・・・最後に上げたいのは安藤選手。ルヴァンカップでは途中出場、途中交代と悔しい想いをしたと思うのですが、この試合も本職ではない左SBでプレー。慣れない部分多かったと思いますし、清水の選手の中でもひときわ華奢でありながら、一生懸命ボールを追い続けたり、ドリブルで果敢に突破する姿には心打たれる部分がありますね。とても応援したくなる選手です。頑張ってほしい。

三保の想い出

TM前に走り込みをしていた蓮川選手

蓮川選手も復帰に向けて走り込みをしていました。明らかに身体が一回り大きくなり筋トレしたのだと思います。最強になって戻ってきて欲しい。

桟敷から試合を見る強化部の2人

試合中、サポーター席の上部にある桟敷(?)から真剣な顔で試合を眺めるお二人。夏の補強ポイントを話し合っていたのでしょうか。

向かい側では高い足場から分析スタッフがビデオ撮影。こうした分析の積み重ねが今の清水の好調に繋がっているのでしょう。

オフなのに試合観に来た宮本選手

この日は、鹿児島戦に出場した選手はオフだったはずですが、宮本選手はいち早く来ていました。広報部長の西部さんと楽しそうに試合を見てました。

乾先輩を正座で迎える2人

試合終了後に、怪我から復帰した乾選手を正座で迎える2人。さすが先輩想いですね。

ユース5人衆

この試合に清水ユースから出場した5人。将来の清水を背負って欲しいですね。

山原選手とHONDAの2人

試合後山原選手は、HONDA FCの庄司選手と三輪選手に声をかけていました。庄司選手は筑波大学の後輩、三輪選手はおそらく京都で一緒だったんでしょうか。後輩想いでもありますね。

古橋さんと話し込む乾選手

乾選手は元セレッソの古橋達弥さんと話し込んでいました。古橋さんは現在HONDAでアナリストをしているとのこと。Jリーグ30年の歴史の中に色々なつながりがありますね。

白崎選手と市川コーチ

白崎選手は試合後市川コーチと話し込んでいました。コンディション調整で少し出番から遠ざかっているシラですが、必ずその力が必要になる時が来るはず。焦らずコンディションを上げて欲しいですね。

おまけ: 三保行きの水上バス

私は知らなかったのですが、行きは清水駅からバスで、東海大学前で降りて、パルクルで三保グランドに行ったのですが、帰りは清水駅(江尻)⇔ドリプラ(日の出)⇔三保を運航している水上バスに乗りました。これが三保グラウンドから目と鼻の先にあり、とても便利でした。

三保の水上バス乗り場


1時間に1便ですが、三保から15分でドリプラに到着。ドリプラからは10分で清水駅に到着し、バスや自転車より速いです。

水上バスからドリプラを眺める

三保活して、ドリプラに寄って、清水港でマグロを食べる。関東サポとしては本当に最強の観光ルートだと思いました。今度から三保に行く際は利用したいと思います。

清水港まぐろ館どん福の海鮮丼

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