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展望: 2024 J2 第15節 清水 vs 鹿児島

でしパルス

既に当日ですが、本当に簡単にホーム鹿児島戦の展望を書きます。この日は「ブラジルデー」ということで、スタジアムもブラジルカラーに彩られるはずで楽しみです。

鹿児島はどんなチームか？

鹿児島は昨年J3を2位でJ2に昇格。富山と勝ち点差ゼロで得失点差で逃げ切るという激しい争いを制しての5年振り2度目のJ2昇格となりました。
清水は毎年鹿児島でキャンプをすることから、トレーニングマッチはこれまで何度か行われてきましたが、清水との公式戦での対戦成績はなく初対戦となります。
監督はコーチとして7年在籍し、昨年8月から監督に承認した大島監督。「攻守にアグレッシブに、自らアクションを起こすサッカー」を掲げ、「J2定着」という現実的な目標を掲げています。
今季は、元清水の藤本憲明選手など、昨季のチームをベースに、DFに清水から井林、MFに期限付きで山形から田中歩、金沢から藤村を獲得するなど、J2を知る選手の獲得で上積みに成功しています。

鹿児島のこれまでの成績は？

鹿児島はこれまで、3勝4分7敗の勝ち点13で17位とぎりぎり残留圏内。アウェイでは0勝4分3敗と一度も勝ってていません。但し千葉にはホームで4-2、ルヴァンカップでも1-0で勝つなど、謎の千葉キラーぶりを発揮しています。直近の5試合では、1勝2分2敗とすべて1点差以内ながら、なかなか勝ち切れない試合が続いています。

清水・鹿児島の直近5試合の成績

前々節の南九州ダービーとなった熊本戦は2-0でリードを奪われるものの、後半34分とATに得点を奪って土壇場で引き分けに持ち込みます。

前節の仙台戦も、ゴラッソで先制点を奪われたものの、その後は多くのチャンスを作りながら、仙台GKの林が当たっていて最後までゴールを奪えずに0-1で敗れています。

この両試合を見る限りは、勝利という結果こそついてきていませんが、決して内容は悪くないように思います。
実際のチームスタッツとしても、攻撃に関するスタッツは、AGIが3位とゴールに迫ることはできているようです。その他のチームスタッツを見てみましょう。

鹿児島　第13節までのチームスタッツ

この中でもPA進入回数は2位、攻撃回数は4位、クロスが5位、ドリブルが7位、枠内シュートが6位と数値は悪くありません。但し得点は1試合平均1.0と全体の13位で、攻撃の精度は高くないようです。
一方で守備面では、警告・退場がリーグ1位と多いのが気になるのと、失点数は1試合平均1.7で17位と課題がありそうです。

鹿児島のスタメン予想は？

鹿児島は4-2-3-1のシステムを採用しています。守備時は、前線からのプレスを積極的にかけるというよりは、セットして守る形。攻撃は、ボールを保持してパスを繋ぐよりも、早い攻撃でゴールに迫ったり、ミドルシュートを多く打つ形ですね。
前節は清水と同様、一部先発を入れ替えましたが、清水戦は前々節の熊本戦のメンバーが主体となると予想。

熊本 vs 鹿児島のスターティングメンバー

注目選手はなんといっても、元清水の2人でしょう。

藤本憲明選手

一人目はノリこと藤本憲明選手。清水在籍は、2021年8月から半年間と短い期間でしたが非常に個性のある選手で印象に残っています。面倒見の良いところがあり、清水でも未だに慕っている選手が多いですね。鹿児島での磐田とのTMに、わざわざ見に来てくれていて、原選手などと談笑していました。直近は得点数が伸びていませんが、現在3得点と鹿児島の中では最多得点です。

井林軍団の書記こと井林選手


二人目は井林軍団の書記こと井林選手。昨年まで清水に3シーズン在籍し、昨季は18試合に出場、12試合に先発、3ゴールを決めています。また白崎選手・レレ選手・菊地選手と「井林軍団」を結成していたことでも、サポーターから愛されていた選手でした。相手に回すと本当に脅威ですね。

清水の予想スタメンは？

連戦最後となるホーム鹿児島戦、清水のスタメン及びベンチ入りメンバーを予想してみたいと思います。まずポイントになるのは乾選手が復帰するか否か。復帰するとしても、後半から出場させる形をとるのではないかと考えています。次に、井林軍団のリーダーでもあった白崎選手の状態。群馬戦では帯同メンバーからも外れていたため気になります。コンディションが良ければ疲れの蓄積している宮本選手の代わりに先発する可能性もあるかもしれません。ただ現在の秋葉監督の中では優先順位は低いかもしれませんね。
最後のポイントは、ブラジルデーにちなんでタンキ選手を先発させるかどうか。またシステムについては、前節はミラーにするために頭から3-4-2-1を採用しましたが、鹿児島は4バックですので、清水も4-4-2を採用するのではないかと思います。
ということで、個人的なブラジルトリオそろい踏みという願望も含めて、でしのスタメン予想です。

H鹿児島戦のスタメン予想

SUBは、沖・吉田・北爪・矢島・乾・松崎・西原を予想。ちょっとバランスが悪いので、タンキ→矢島でカルリと北川の2トップになるかもしれません。また宮本の疲労回復のために、最初から矢島を使う選択肢もあると思います。

清水の戦い方は？

これまでの数試合と同様、早い時間帯での先制点と追加点。後半運動量落ちたタイミングでの選手交代。試合終盤での3バックへの以降あたりが、カギになると思います。
藤本選手・井林選手との対決も楽しみですし、何より、ブラジルデーで、ブラジルトリオが輝いてくれることを楽しみにしています。それではアイスタで。TAMO JUNTO！！


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