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DERTA JAM with BEECL vol.18 イベントレポート


「広義のデザイン」をテーマにした勉強会&交流会イベント「DERTA JAM with BEECL」。2023年12月9日(土)の開催で第18回をむかえました。

イベント概要・スケジュールは以下を参照ください。
https://ddd-ng.connpass.com/event/301913/

当日の様子

今回の参加者は37名。そのうち社会人28名、学生9名。年内最後のイベントとなり、今月も多くの学生さん、社会人の方にご参加いただきました。普段関わる機会が少ない異業種の方々、全く違う年代の方々との交流により、会場内の様々な場所でトークの盛り上がる様子が見受けられました。🥰


場所はJR新潟駅直結の商業施設「CoCoLo南館」1F MOYORe: ホール。イベント開催にあたり、Cafe & BAR Sea Point YORIMICHIの鈴木さんと林さんから料理の説明をいただきました。

Sea Point NIIGTAさんイベント情報

なんと!Sea Point NIIGTAさん主催の年末イベントを開催するそうです!✨
今年の振り返りと、2024年の妄想会議をテーマに、『2023 SAYONARA(さよなら)PARTY』を美味しいご飯とお酒とともに語り尽くせるイベントとなります。
新潟の浜辺で波の音を聞きながら、一年を振り返る時間はいかがでしょうか?🌊

日時:2023年12月30日(土) 13:00~17:00
場所:Sea Point NIIGATA 新潟県新潟市中央区関屋1-24

イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/3619136475081076/県新潟市中央区関屋1-24

本日のファシリテーター

今回のファシリテーターはまなさんとおはなさん。この2人より、イベントの概要やルール説明が行われます。まなてぃさんの役者経験で養われた発声と上手な場づくりと、イベント全体を取りまとめてくださっているオハナさんの「安定」のファシリで、会場内は大盛り上がりでした😆

本日のアイスブレイク

イベント説明のあとは、恒例のアイスブレイクタイム。今回のアイスブレイクは、いつも担当してくださっているかけるさんと、新しく運営メンバーとなった、みきさんの2人で進めていただきました!

今回のアイスブレイクは、伝言ゲームです!「ヒントは3つまで」、「自分より前の人が言ったヒントは使うことができない」など、難易度やや高めのルールに苦戦しながらも楽しみました💪


LTスピーカー、LT内容紹介

アイスブレイクが終わったら、イベントの1番のお楽しみ、LTの時間です!
※LT:ライトニングトークの略。短いプレゼンのこと。

運営メンバーのつきのこさんが書いてくれたグラレコとともに、当日のLTについて紹介していきます。

今回は、おなじみの武田さんや、燕三条空き家活用プロジェクトなどでご活躍する建築家の佐藤さん、行政と市民の架け橋としてご活躍する新潟市職員の川﨑さん、3名をお招きしました。

DERTA JAMは通常、「スピーカーによるLT(10分)→参加者同士でLTについての意見交換・スピーカーへのQ&A(10分)→交流会(20分)」を3セット繰り返し進行します。

「参加者同士が主体的にデザインについて語れる場」にしたいと思っているので、スピーカーの話は10分と短めに設定し、交流会の時間を大切にしています。

「スピーカーの方の話をもっと話を聞きたい!」という方、ご安心を!交流会にて、スピーカーの方と直接お話をすることもできますよ◎

LT①:(株)MGNET/BEECL所長 武田修美さん

LTテーマは、【UXで振り返る自己分析2023】見えてきた社会たらしめるものの正体。

今回お話しいただくのは「SNSでのコニュニケーションデザイン」について。✨

SNSでのコミュニケーションでは「いいことを言っているが人に響かない」という現象が多々あり、不確かな要素があるからこそ、面白いサイエンスと言えます。

ー大切なのは、イイね!の数が全てではないことー
評価が必ずしもコミュニケーションの価値を示すわけではなく、重要なのは確かなつながりや共感を生むことなのではないか。SNS上のコミュニケーションでは、時には不確かさの中に確かな価値を見つけ出すことが求められ、不確実性の中にも創造的なアプローチがあり、そこに真のインサイトや感動が生まれています。

SNSは不確実性のプレイグラウンドであり、コミュニケーションデザインはその中で確かな成果や影響を築き上げるアートのような存在なのではないかというところがとても印象的でした。✨

LT②:建築家・インタウンアーキテクト/and Sato Architects主宰・三条市地域おこし協力隊・燕三条空き家活用プロジェクト理事 佐藤 芳和氏

LTテーマは【建築は◯◯である】🏠

燕三条エリアで建築家として活躍される佐藤さん。今回お話しいただいたのは、      「建築家の仕事って要は何?」について。

建築家にとっての建築は、ただ建物をつくるだけではない。その背後には強い「意思や思想」があり、未来への投影、ビジョンを示すことも建築家の大切な役割である、と佐藤さんからお話いただきました。

また、建築は完成までに「上流(企画)→中流(設計・計画・施工)→下流(運営)」など多岐にわたるプロセスがあるそう。佐藤さんは、これまで建築士は主に中流の部分に注力してきたといいますが、建物ができる前の「企画」、できた後の「運営」 段階にも建築家の関与が欠かせないと気づきました。

建物をつくるだけでなく、つくる前の「何のためにつくるのか」といったビジョンの共有、つくった後も住まいや施設の維持・管理に携わり、住む人々の生活をサポートすることが求められ、その建物に関わる環境、人、地域との「対話」を通じて建築家の仕事は続いていきます。佐藤さんは、それを「ケア」といいます。

建築には、人との継続的なかかわりや環境への思いやりが不可欠です。この「ケア」がなければ、建物はただの構造物に過ぎません。建築を通じてケアをすることは、人の生活を支え、未来へとつながる重要な営みなのですね。✨

LT③:新潟市西区役所区民生活課 保険料担当 係長 川﨑 陽介(新潟マグマ)氏

LTテーマは【行政にデザインをインストールする】です。🖼️

多くの人が持つ行政の硬くて遅いといったイメージ。それは、前例踏襲のやり方が主流で、行政は間違ってはいけない、 自分たちの作った制度や政策は間違っていないと考える「無謬性(むびゅうせい)」が渦巻いていることが原因だそう。

この無謬性により時代の変化に対応できず、行政は、今の時代に沿わないサービスを展開してしまうことも多いという現状があります。この現状を変えるために、川﨑さんは、行政にデザインを導入することが必要だと考えました。

行政にデザインをインストールするための第一歩として川﨑さんが想定されているのは、従来のやり方にとらわれず、ノウハウをもった民間企業や市民と協力して未来をデザインしていく「改革の母集団」を作ること。さまざまな知恵を集め、みんなで夢を叶え合う社会を創りたい!と話されていた事がとても印象的でした。✨

当日の写真コーナー

登壇者のLT後には、LTに関連したトークテーマを提示していただき、それについて話し合う時間が設けられています。意見交換で出た意見の発表や登壇者の方への質問など、参加者の皆さんも積極的に発言されている姿が印象的でした。

参加者の声

ここからは、イベント後に行ったアンケートに寄せられたご感想等をご紹介します!

  • 参加理由

    • 絶対にバイトよりいい経験、出会いがあると思ったから。

    • いろんな人の話が聞ける、話ができるから。

    • 交流を増やして行きたかった。知見を広げたかったから。

    • 普段関わらない人と交流することができるから。


  • 感想

    • 今年最後の開催、とても盛り上がった。

    • 楽しく勉強できて、様々な人の話を聞けて、繋がりもできて、とても好き!

    • スピーカーの方のお話が大変勉強になった。また、いつもながら楽しい雰囲気の中刺激を得た!

    • 今回初めて行ったので、心配だったが、優しく明るいスタッフがいてくれて本当に良かった。

どの方も笑顔で帰ってくださることが嬉しかったです😊

次回イベント開催予定

次回イベントは1/13(土)15:00-18:00(受付開始14:30)。場所はMOYORe:ホールです。
ご興味をお持ちの方は下記フォームからお申し込みください。
https://ddd-ng.connpass.com/event/304724/


運営メンバー、一同お待ちしております🌟

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DERTA JAM with BEECLとは?
👉DERTA JAMの概要や開催目的、今後の展望などについて書いています。

DERTA JAM with BEECL運営チームメンバー紹介
👉DERTA JAMは現在、もともと参加者だったメンバーとともにイベントの運営を行っています。メンバーたちは普段は違う会社や学校に所属していますが、それぞれの専門性を生かし、運営チームとしての活動を楽しんでいます。そんなみんなをご紹介します!


スポンサー募集

DERTA JAM with BEECLでは、「新潟に広義のデザインの考え方を浸透させ、デザイン人口の増加、より優秀なデザイン人材の育成、新規ビジネスを生み出すための新たな環境創出を目指す」という目的にご賛同いただける法人・個人スポンサーを募集いたします。

スポンサー枠としてご参加いただければ、最後の告知コーナーにて営利目的や求人目的の内容をお話しいただくことが可能です。(ただし、スポンサー枠でご参加いただいた方でも、告知コーナー外でのリクルート活動はお控えください。)
詳細はスポンサー募集要項をご参照ください。

レポート執筆担当:

あや / @aya_0508_aya
新潟市秋葉区出身。美術学部卒業後、自動車メーカーに入社。その後美容企業にてカウンセラー、マネージャー職を経験し、出産を期に転職。東京のデザインコンサル会社に新潟市からフルリモートで秘書、広報として勤務。2023年、日経クロスウーマンアンバサダー就任。

グラレコ担当:

つきのこ/@tukinoishinoko

新潟県村上市出身。長岡造形大学卒業後、地元Web制作会社にデザイナーとして入社。その後株式会社リプロネクストに入社し、Webデザイン、グラフィックデザイン、写真撮影、ディレクションなど幅広く挑戦中。