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取得したドメインの取り扱いとドメイン管理について

今回は、ドメインについての第2回として、取得したドメインの取り扱い方や管理について考えてみたいと思います。

キャンペーンで取得したドメインの取り扱い

まず、今回このお話をする理由ですが、よくあるパターンでキャンペーン用にドメインを取得したけど、キャンペーンが終わったのでドメインを放棄するという事を行う企業や団体がけっこういるので、そのリスクについて改めて考えてほしいためです。
キャンペーン用のドメインの取得は以前からよく行われていることかと思いますが、キャンペーンが終わったあとにドメインを放棄するのはあまりよくないと思っています。
理由としては、悪用される可能性があること、お客さんに迷惑を掛ける可能性があること、企業の信用を損なう可能性があることが理由です。

どういう意味かといいますと、キャンペーンで使用したドメインをSNSや他のホームページで紹介される場合、ドメイン放棄後にリンクをわざわざ解除してくれる人は稀で、大抵はそのままになっています。
しかし、ドメイン放棄後にそのドメインを再取得した人がいると、その人の作成したホームページへリンクが貼られてしまうということになります。
再取得した人が悪意を持たずに取得した場合はいいのですが、悪意を持って取得した場合はフィッシング詐欺のページとして使われたり、ウィルスをばらまくための踏み台のページとして使用されるなど、利用者に被害が及ぶ可能性があります。
お客さんはAというお店のだと信用してアクセスしたのに、実はAではなくBという全く知らないお店に入っているような状態になるということです。

過去に取得したドメインが悪用されるという想定はあまりしていないかもしれませんが、悪用されてしまうとお客さんに迷惑をかけ、企業の信用を損なうことになります。
なので、キャンペーン用に取得したドメインがある場合は、ドメインの権利を放棄せず所有し続けることが好ましいと僕は考えています。

悪用されないために自衛しておく。サブドメインの活用

ただし、その場合でも問題があり、ドメインには年間の維持費用が必要です。
使用しないドメインを保有することで、無駄なコストがかかり続けることになるのは企業としてみるとよいものではありません。
ドメインは安いものであれば年間1000円くらいのものなので、たいした額でもないため軽視されがちですが、それでも無駄なコストだと考えるとないほうがいいものではあります。
なので、僕のおすすめとしてはキャンペーン用には新規ドメインの取得ではなく、サブドメインを活用するのがいいと思います。
サブドメインであればドメインの維持費用が新規で必要ということはありませんし、使用しなくなったあとに悪用される心配もありません。
使用するキャンペーンでも、主要ドメインのサブドメインであれば利用者も安心することができますし、あまりデメリットはなくメリットばかりだと思います。

類似ドメインを押さえておく

キャンペーン用のドメインだけではなく、ドメインにまつわる話としては類似ドメインを取得して押さえておくということも、場合によっては検討したほうがいいこともあります。
類似ドメインは、.comで使用しているドメインの.jpや.orgなどを別の人が取得して悪用されるというような形で使用される場合があります。
例えば、迷惑メールやフィッシングメールの中に記載するURLが、企業のものに似ているドメインだった場合、利用者が間違ってアクセスしてしまうということにつながる場合があります。
この場合、企業側としては何も悪いことをしているわけではないのに、結果として悪意を持った人に利用されてしまうということになります。
このようなことを防ぐために、類似ドメインをすべて抑えておき、悪用されないようにするというような対応を行うことができます。
ただ、この場合はドメインの取得と維持にそれなりのコストが必要なので、すべての人におすすめすることはできません。
自身のブランドイメージを守ったり、利用者のためにコストを掛けることをいとわないということであれば、不要なドメインとわかっていても保有しておくというのは一つの選択肢かと思います。

簡単に取得できるからこそ、取り扱いには注意しよう

今回ドメインの取り扱いについてお話しましたが、ドメインは種類にもよりますが誰でも気軽に取得できるよさがある反面、悪用される危険性があるものであるということをしっかり理解しておき、扱いには注意する必要があるということを認識することが大切です。
何もなければ気づかないことが多いかと思いますが、逆に何かあった場合にはどうしようもない場合が多いので、だからこそ慎重に取り扱うものだと考えましょう。
今回は特にキャンペーン用のドメインを例にお話しましたが、その他にも商品用のドメインとかもよくあるパターンで使い捨てされていることもあるかと思います。
ドメインは名刺のようなものであり、企業の看板のようなものであると考えれば、雑に扱うのではなく丁寧に扱うべきものであるということはご理解いただけるかと思います。
ドメインをしっかりと管理し、企業の信用やお客様の安全を考えましょう。

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