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白銀本気の罪。

本気と書いてマジと読む。

この文言をどこかで見たことある人も多いのではないだろうか。最近こそあまり聞かなくなったが、それこそ数十年前までは結構な頻度で耳にしていた有名なフレーズである。

有名なフレーズどころか、これはもはや一種の決まり文句のようなものになっており、「それマジ?」「マジマジ。本気と書いてマジ」みたいなノリでよく使われていた。

この「本気と書いてマジ」の元ネタはずっと立原あゆみ氏による極道漫画「本気マジ!」だと思っていた。この漫画の主人公の名前が「白銀本気マジ」と言い、読んで字のごとく「本気と書いてマジ」なのだ。

実は、歴史を遡れば江戸時代あたりから流行っている当て字、言葉遊びみたいなものらしく、当時から「本気と書いてマジ」みたいなノリがあったらしいが、そんなことは今はどうでもいい。
僕は前々から、諸悪の根源はこれじゃないかと思っている。


そう。
世にはびこるキラキラネームだ。

僕が学生の頃はそんなにいなかったと思うのだが、僕と同世代あたりが親になる時代になっていくにつれて、キラキラネームが増えていってる気がするのだ。
これはもう明らかに、白銀本気マジさんの影響ではないだろうか。

僕は正直、本気マジさんを見て子供ながらに「親はアホちゃうか我が子にそんな名前つけて」と思っていたのだが、世の中のマジョリティはそんなことはないらしい。
どう読むのかわからない名前を子供につけて学校の先生や看護婦さんを困らせたい人たちで溢れかえってしまったのだ。

なんて罪深い人なんだ。本気マジさん。

この「〇〇と書いて✕✕と読む」みたいなのって、やめた方が良いと思うんですよね。
もうなんでもアリになっちゃいますから。

ということで、僕は子供が生まれても絶対にキラキラネームはつけないぞと心に誓いましたとさ。独身だけど。

それではみなさま、いい1日を。



高橋幸太ジョニー・デップ

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