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ホン雑記 Vol.66「自宅迷子」

あぁ、ヤバい。書くことがない。


ネタの候補はPCの「デスクトップ」に張られた大きな付箋の中に30個ほど、単語だけストックしている。なのであと30日分はネタがあるはずなんだけど書ける気がしない。
ストックエリアでは、そこに新しく書かれた単語がわりと早めに記事になっていくので、これがもし工場だったら後入れ先出しをやってるわけでずさんな品質管理になってしまっている。学校だったら机がカビパン工場だ。

頭が動いても、心が動いてないと書けないんだろう。いや、頭も動いてない。
最低800文字ぐらいは書きたいなぁ、という縛りを設けてるんだけど、ノッてる時はそれがまったく気にならなくて、昨日なんか気づいたら1800文字を超えていた。ノッてない時は800文字のゴールが遥か先に見えて、わずかながらトライアスリートの心境を味わえる。
いや、これはだいぶ言いすぎた。トライアスリートに怒られるわ。


ふむ。なーんも出てこない。日を記してみるか。
ちょろっとだけ、とある華僑YouTuberの動画を見た。なかなかに刺さってきた。

茨城で中古車販売を営む中国人男性で日本語ペラペラ。ネット中心に中古車販売をやっていて、54%が県外の客だという。ネット中心で中古車販売ができるのか? で驚くべきか、逆にオンラインなのに46%は県内から来るのか、で驚くべきか。

華僑というだけあって、思った通りのエネルギーを持つ人だったが、中国人に対するイメージも払拭された。
正確には、中国人と華僑はちょっと「ニオイ」が違うと語る男性なのだが、現地の人は勝ちたがり、華僑は絶対に負けないことを軸に考えているという。
中国人の中でも、華僑の中でも、その男性には特に聡明さと誠実さが感じられた。ま、他の人そんなに知らんけど。

とにかく本当のことしか顧客に伝えない。他よりも高くなる理由なども全部説明して、どのパーツが新品なのか、そして車の知識も全部教える。同業者に疎まれることもあるという。ダマす気がゼロなので、もちろん他社より安くなる時もある。客のためにならないと判断したら売らないこともあるらしい。店舗まで足を運んだ客の成約率は93%だという。

中古車販売店なのに客からの差し入れが絶えず、スタッフたちのおやつ代はすべてそれでまかなえる。外科の執刀医でもそこまで差し入れが途切れないなんてことはあるまい(もらわないらしいが)。
日頃の顧客の感謝の念がうかがえるようだ。


敏腕華僑はこんなことを言っていた。
行動力の差は、実は誰しもそんなに変わらない、と。
やる気のないサラリーマンだって、毎日毎日数十年会社に行くことはできる。これはものすごい行動力だと言うのだ。

ではなぜそれが出来るかというと、行かないと食べていけないという危機感があるせいだ。本を読んだり、勉強せずにいても、食いっぱぐれることはない。
だから自分を含め経営者というのは、会社がつぶれる・つぶれないという分かりやすい指標を持っているだけだという。本質は皆とさほど変わらないと。

彼はこのことを「危機感の醸成」という美しい言葉で表していた。
「やらなければ死ぬ」というラインを他者よりも前方に定めているわけだ。やらなければいけないことの範囲を自ら広げると言ってもいいだろう。幸せにしたい人の数を増やす。だから行動力がある。言われてみれば当然で、やらないでいいのなら、やる人は少ない。

そして「危機感の醸成」の意識すら、普通はやらなくてもいいものだ。ではそのために彼が何をしているのか。
「常に死を意識すること」だ。

「死ぬまでに、これだけはなんとしてでもやりたい」ということを意識していると、そんなに時間は残されていないのだと気づくという。


あぁ。去年の数カ月間はずっっっっっと意識出来てたんだけどなぁ。
たしかに、エネルギーと発想は湧いてたなぁ。今のオレは「あなたはそのままでいい」に毒されてるもんなぁ。毒されてるは言いすぎたな。それはそれでいいのだ。いやしかしせめぎ合うなぁ。ずーっとせめぎ合うなぁ。
四十にして惑わず、ってまったくそんなことないやん。



いや。いやいやいや。
道はある。両得の道はきっとあるぞぉおおお。

うぉーーーーーっ。


(読み返してみたらなんだこの終わりかた)




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