雑記1063「分水嶺を見極めろ」

昨日の為ちゃんの記事で「使命とコミュニティと儀式が選手のモチベーションを高める」って書いてあって、そのどれも宗教にはバランスよく組み込まれているって続いてた。

なるほどなー。
松下幸之助でさえ宗教のやり口には学んだっていうし、そりゃ人を引き込むことにかけてはプロフェッショナルだよなぁ、宗教って。

オレは宗教なんて消滅しなさい派なんだけど、スポーツ選手や経営者や芸術家が学んだほうがいいと思われるその方法論…というか技術自体と、それを使用してるだけの「宗教」はどう線引きしたらいいのか、と思った。為ちゃんの記事読んでさ。
宗教が教えてる中身はニセモノではない。たとえば教えを掲げる学会がニセモノでも日蓮さんはそうではない、ってように。

で、さっきふと思ったんだけど、健全な教えと、それを使うだけの者たちの差はなんだろかってことなんだけど、引き込むか押し出すかの差なんだろうなと。こう思いましてな。

本来なら要るはずのない「錯覚の使命とコミュニティと儀式」に絡めとられるのは自分に何も無いからだけど、オレの入ってる「オレ教」は、ご神体オレ、教祖オレ、教典オレの言葉、信者オレのみ、なんだな。
で、信者を増やすつもりは毛頭ないんだよ。そんなもん責任持てないんだから。ま、誰も入って来ないってのは置いといてだ。

たとえば嫁がオレ教に入信したいとか言ってきたら（言ってこないが）、そんなに辟易することもないわけだ。お前はお前で作れよと。つまり愛する対象は引き込もうとしないじゃないか。

親が一番わかりやすいな。自分がいなけりゃ生きていけない子を作ろうとは思わない（例外を除いて）。本能で、時間的にも空間的にも、遠くに飛ばそうとする。もう植物の時代からある本能だ。つまり愛ある関係なら、外に押し出そうとする。自分がいなくてもいい所に押し出そうとする。夫婦間でこの感覚があるふたりってのは結構珍味かもしれんね。

それを我がわがのコミュニティにいつまでも居させようとするのはニセモノやねん。本物の宗教なら（そんなものはないが）、自分以外の教えも同等に学びなさいって言うだろなぁ。
本当の料理人が中華以外作るなとか、本当の格闘家が空手以外やるなとか、可愛い教え子に言わんだろう。なぜ宗教だけが、他の流派を遠ざけ、数千年前の人の言うことを聞けと、他人がしゃしゃり出てくるのか。科学や医学の世界でそんなことをやってたらどうなるのか。
うーん、不思議だ。そろそろ日本だけじゃなくて世界全体で目覚めんか？　と思うんよなぁ。
目覚めるったって、アセンションがどうたらとか、風の時代がこうたらとかそういうこっちゃなくってさ。普通に目覚めて行かんかって思うんだけどなぁ。

前の会社の車関係の工場が、その上の圧で「レクサス乗れや」って言われてたみたいだけど（ヒラには言ってこんで。社長だけ）、さらにその上がアイシン、またその上はトヨタなわけだけど、トヨタの社長がそんなアホなこと言うとは思えんのよね。
何十年も前に孫さんの提携の申し出を断った章男社長（のちの）のほうから、何年か前にソフトバンクにお願いに上がったってぐらいでさ。まともでスピーディな感覚してはると思うねん。

その間のヤツが勝手に忖度して…なのか、仮初の数字を気にしてなのかしらんけど、しゃしゃり出てくるわけでしょう。ある意味、AIもええかなと思っちゃうよね～。

「（メンドいことになるから）宗教の話はするな」って傾向も、引き込む側にとっちゃ皮肉にもいい流れなんよねぇ。
いちいち真摯に考えられちゃ商売上がったりなんだ。

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