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待ちに待ったオーディション研修 #2024新人研修レポート

はじめまして、アリの巣が好きな湯浅光です。大学では写真を専攻していました。今回は、オーディション研修を中心にレポートします。

CMオーディションの仕事

まず、CMに出演する方を決定するオーディションについて講義がありました。そこでは、オーディションにおけるプロダクションマネージャー(PM)の役割や、オーディションの準備から運営までの流れについて学びました。

オーディション会場や控室の予約をはじめ、映像ディレクターとの進行確認、小道具や機材の用意など、準備段階からオーディション当日までのプロセスには多くの作業があり、演出コンテの事前理解やシミュレーションが重要だということがわかりました。

オーディション実践編

いよいよ、待ちに待った実践練習です。オーディションは、①自己紹介 ②演技説明 ③演技 の3ステップで進みます。

候補者チームとPMチームの2班に分かれ、それぞれの動きを確認することになりました。私は候補者役を演じることになり、架空の人物になりきってオーディションシートにプロフィールを記入していきます。

プロフィールを記入する際、ここぞとばかりにボケをかます同期たち。本番でオーディションシートを見たPMチームは笑いを堪えるのに必死そうでした。

いざ、本番。オーディション会場には緊張感が漂います。足を踏み入れると、PMから演出コンテが配られるので、候補者としてセリフを頭の中に叩き込みます。

「監督は何を求めているのか」「この場で自分ができることは何か」を考えながら、緊張する心を落ち着かせて待ちます。

そのころPMはというと、演出コンテの確認を行い、概要を候補者に伝えます。そして、PM役の同期が緊張する心のケアをしてくれたことから、自分自身も現場で実践しようと強く感じました。

選考する側の話になりますが、CMで取り扱う企業・商品・サービスによってオーディションの内容、そして演技の中で注目する部分が変わることを学びました。

例えば、お酒。その中でもサワー系の場合、実際に炭酸水を飲んでもらい、美味しそうに見えるか、苦手ではないかという点にも目を光らせます。本番当日の限られた時間で撮影をするためには、事前に試せるものはすべて試す! それくらい準備は重要で、入念に確認すべきだと学びました。

カメラと同期の前で演技をする恥ずかしさのせいか、ここでも全員が入念なキャラ設定によるボケを披露。クセの強い参加者たちによるオーディションが続きました…

ランチの様子

小学生の時、釘付けになったCMが登場

電通クリエーティブXは今年、設立15周年を迎えましたが、実は歴史のある会社です。1924年、日本電報通信社 写真課に活動写真係が設置されたことに始まり、電通映画社 → 電通プロックス → 電通テック → 電通クリエーティブXと変わっていったそうです。

長い歴史の中で制作され、世に送り出された作品を鑑賞しました。過去の作品を見ることで、時代と共に変化する表現の流れや、感動を与える力について考えることができました。特に、私たちが小学生のころ釘付けになって見ていたCMが登場し、クロスが制作した作品だったことが発覚。「懐かしい〜!」と歓声が上がりました。

こんな風に、今後私たちの携わる作品が、誰かの感情を動かし記憶に残り続ける、そんなことが起きれば幸せですし、それを目標にしたいと強く思いました。