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オヤジのハズレシピ#0 偽ステーキ

手先は器用な方で、料理も苦手ではありません。包丁も普通に使えますし、大根のカツラムキも出来ます。世の中便利になって、昔なら料理教室や料理本からしかレシピは学べませんでしたが、いまなら料理の動画がネットに溢れかえっています。

多くの場合、レシピ通りに作ればソコソコ美味しいのですが、中にはビミョ~な場合も結構あります。美味しくないレシピの需要はないかもしれませんが、作ったけれど美味しくなかったものは、知ってもらえば試さずに済みます。この記事では、”作ってみたけど不味かった”レシピを紹介します。なので記事のタイトルは、ズレシピ(バズる+レシピ)ではなくズレシピ(ハズレ+レシピ)です。

シリーズ化するかどうかの判断は、反響次第です。でも、気が向いたら書き続けるかもしれません。当然、不味い料理?ですから、キチンとしたレシピは書きません。雰囲気だけを感じて頂ければと思います。

最初のレシピは”偽ステーキ”です。そんな名前で載っていなかったかもしれませんが、私の記憶ではそうなっています。肉料理のレシピを探していた時に、このレシピに出会いました。うたい文句は、”ひき肉がステーキ肉に!”でした。そのレシピには、”超簡単にひき肉がステーキに早変わり”みたいなことが書いてありました。

材料はなんと、ひき肉(合い挽き)と片栗粉だけです。作り方は至ってシンプルで、ひき肉に片栗粉を適量混ぜ込んで、整形した後に焼くだけです。本当にできるのかな、と半信半疑で試してみました。

しかし、期待は見事に裏切られました。まず、つなぎが片栗粉だけでは、ひき肉がまとまりません。焼いているうちに、バラバラと崩れていきました。仕方がないので、ひき肉のソボロにして火を通しました。しかし、何の味つけもしていないひき肉は美味しくありません。家族には、ケチャップやソースで食べてもらいましたが大不評でした。

ひき肉を使ってハンバーグなどを作る時は、香辛料にナツメグを入れたり、つなぎに卵やパン粉などを使うので美味しくなりますが、片栗粉だけでは”肉の獣臭けものくささ”が強調されて、全く美味しくありません。もちろん、ステーキみたいな肉の塊にはなりませんでした。

このレシピは一回だけ試して封印しました。

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