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 蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)とは、喧しく騒ぎ立てたる事で、下らない議論下手な文章の例えです。私の記事が、まさに蛙鳴蝉噪の好例です。元々は、カエルやセミの煩い鳴き声からの4文字熟語のようです。カエル+αを使った諺は結構あって、次のようなものがよく知られています。

井の中の蛙、大海を知らず
 これは、知識・見聞が狭いことの例え。また、それにとらわれて広い世界があることに気づかず、得意になっている人のことです。自戒を込めて言います。皆さんは、こんな状態になっていませんか?。
蛙の子は蛙
 これは、子供の性質・能力は親に似るものだという例え。また、凡人の子は凡人にしかならないということです。この諺には「所詮、蛙の子は蛙」というネガティブな意味合いが含まれているので、目上の人に対してや、褒め言葉として直接使うことは避けなければいけません。しかし、次のような誤用が多いのは確かです。「蛙の子は蛙と言いますか、お父様に似て立派な息子さんですね」。
蛙の面(つら)に水
 これは、どんな目にあわされても一向に気にせず、平気でいることの例えです。これは上品な方の表現で、巷では蛙の面に小便(しょうべん/ションベン)という下品な表現がよく使われています。
蛇が蛙を呑んだよう
 これはあまり聞いたことがありませんが、細長い物の途中がふくれあがって、格好が悪いことの例えだそうです。いわゆるツチノコ状態でしょうか?
蛇に睨まれた蛙・蛇に見込まれた蛙
 こらはどちらも同じ意味で、非常に恐ろしいものや苦手なものの前で、身がすくんでしまい動けなくなるようすの例えです。こんな状態には、あまりなりたくないですね^^。

 カエルとヘビは昔から捕食関係があるので、諺にもよくペアで出てくるのでしょう。しかし、カエルも負けてはいません。大型のヒキガエルなどは、下の写真のように小型のヘビを食べることがあります。

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