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 今日は13日の金曜日です。日本では死を連想させる数字の4や、苦を連想させる9が嫌われますが、西洋では13が嫌われます。このような嫌われる数字を”忌み数”と呼んだりします。13が嫌われる理由は、「キリストが磔刑になったのが13日の金曜日であった」ためです。しかし、このように13日の金曜日を不吉と考えるようになったのは、実は比較的最近の19世紀になってからだとする説もあります。

 現在多くの国で用いられているグレゴリオ暦では、1年の間に必ず1回以上、多い時には年3回、13日の金曜日が現れます。400年周期で繰り返される曜日のパターンでは、13日の曜日の中で最も多いのは金曜日だそうです。13日の金曜日は結構頻繁に現れます。

 ヨーロッパ全域で、13が忌み数かと思ったのですが、13日の金曜日を不吉と考えるのは、英語圏とドイツ、フランスなどに限られるそうです。なお、イタリアで不吉な日は17日の金曜日であり、スペイン語圏では13日の火曜日が不吉だとされています。忌み数と曜日の組み合わせは、国ごとに違うことを知って、少し驚きました。

 『13日の金曜日(Friday the 13th)』といえば、よく知られたホラー映画です。このシリーズはホラー映画好きには大人気で、12本ものシリーズ映画が撮られています。なんと全世界での興行収入は、4億6800万ドルを超えています。また映画以外にも、テレビシリーズ、小説、コミック本、ビデオゲーム、タイアップ商品などがあるようです。

 タイトル画に描かれた主人公のジェイソン・ボーヒーズは有名なようで、”ジェイソン”と聞くだけで、「ああ、あの映画ね」となります。私はヘタレで怖がりなので、ホラー映画は見ません。もちろん、『13日の金曜日』シリーズの存在は知っていますが、見たことは一度もありません。これ以上書くと、怖くて眠れなくなるかもしれません。

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