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 「雨降って地固まる」は、よく使われることわざです。これは、「ゴタゴタした揉め事などが起こった後は、かえって物事が落ち着いてよい結果になる」という例えです。英語でも似たような表現があって、“After a storm comes a calm.” (嵐の後にはなぎがやってくる)となります。ほぼ日本語と同じニュアンスですね。

 また、“A broken bone is the stronger when it is well set.”というフレーズもあります。これは、「骨折した骨は、治ったらより丈夫になる」と言う意味です。これも何となくわかりますね。

 先月、子供が就職しました。途中入社ですが、非正規ではなく、正規の雇用でした。これまで、短期のアルバイトを繰り返しながら、何度も何度も面接を受け続けて、そのたびに落ちていました。最初は精神的に落ち込んでいましたが、不合格をお知らせする『お祈りメール』にも段々と慣れていったようでした。

 何が幸いしたのかはわかりませんが、これまでの努力が実を結んで、就職することができました。一時は本当に心配しましたが、気付いたら一番好ましい状況になっていました。いつもうまくいくとは限りませんが、諦めなければ、何とかなりそうです。

 我が子には単語をちょっと変えた“A broken heart is the stronger when it is well set.” (砕かれた心も、治ったらより丈夫になるよ)で、エールを送りたいと思います。

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