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コンタクトプリント(密着焼き)

今日はコンタクトプリント(ベタ焼きともいう)を初めて焼いてみました。

フィルムで写真を撮っていると、現像済みのネガがどんどん溜まるわけですが、ネガなので後から目当てのコマを探すのに苦労します。

それを解消してくれるのがコンタクトプリントです。

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これがコンタクトプリントをする為の道具で、コンタクトプリンターというものです。別に無かっても焼けるのですが、あった方が密着させやすいです。

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コンタクトプリントというのは、フィルムをガラスの所に挟んで、スポンジの上に印画紙を置き、上から露光させて密着焼きをしたものです。

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下地の紙のカットをミスってコルクが見えているのはご愛嬌ということで、、。

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フィルムの原寸大で焼けるので何が写っているフィルムか一目で分かります。長巻以外の場合は、フィルムに銘柄やコマ数が打たれていますが、それもくっきり写ります。インデックスプリントの拡大版を暗室プリントしたものと思って頂くとイメージしやすいかもしれません。

これ自体を展示したり鑑賞するのも面白いと思います。

36枚撮りの6コマずつのスリーブが6段で、六つ切印画紙がちょうど収まる筈なのですが、私のは少しはみ出ました。

四つ切りに焼いて、余白に撮影場所・撮影日・カメラ・レンズなどのメモを入れるのも良いかもしれませんね。

ちなみに、印画紙はイルフォードの六つ切に3号フィルターで8秒露光して焼き、実物は写真で見えるよりも明るく、案外絵になるので額に入れて鑑賞用にしました。

額はフルオーダー(高いのと個展を開くわけでも無いし、高嶺の花)から百均まで色々ありますが、私はいつもホームセンターの700円位のやつを使用しています。家で飾るのには十分だと思います。

1世紀とか寿命より長そうな本気の保存を考える場合は、額装して飾ったりせず、ベルガミン紙に挟み、ストレージボックスに入れて冷暗所で湿気もない所で保管ということになるので、保存と鑑賞両方したいという場合は、同じものを2枚焼き付けてくださいね。


皆様からのサポートはありがたくフィルムや暗室関連の費用、又はフィルムの存続に寄与すると思われることに、使わせて頂きます。