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DELTAの生み出す価値|問題解決のプロフェッショナル

はじめまして、DELTAでプロジェクトマネージャー/ディレクターをしている吉田です。

気が付けばもう12月。2023年も残すところ後1か月になりました。
1年を振り返りながら、自分やDELTAの価値を考えいて、思ったことを残しておこうと思い、筆を執りました。(筆を執りましたって言いつつも、キーボードを打っているが正しい表現ですね。笑)


自己紹介

まず、わたしの自己紹介を。

■ 吉田 紗羅 / ヨシダ サラ
2023年10月より株式会社DELTAにて、プロジェクトマネジャー/ディレクターとして社内外のプロジェクトに従事。
前職は、大手ERPパッケージベンダーにて、大手企業向け統合人事システムの導入支援や導入手法の改善施策に従事。

入社した経緯等は、またどこかのタイミングでご紹介できればと思います。
これからどうぞよろしくお願いいたします。さて、今回の本題へ。


DELTAは“何でも屋さん”!?!

私たちDELTAを一言で説明するならば“何でも屋さん”です。

「どういうこと?」ってなりますよね。 

厳密には“何でも屋さん”だと過剰かもしれませんが、“事業領域や手法にこだわらない”という意味で、私たちDELTAは“何でも屋さん”です。

“何でも屋さんのDELTA”ですが、お客さまの言いなりとでも言えるような、
要望をIT/テクノロジーの分野で、何でもかんでもお客さまの夢を叶えるというわけではありません。
某水色の猫型ロボットのような四次元ポケットから夢を叶えられるようなものが生み出せるわけでもありませんし、御用聞きをやっているわけではないので、言われた通りに言われたことだけをやるような会社でもありません。

私たちが大事にしているのは“問題解決”です。

社内では“具体で言うと”とか“向き合う”なんて言葉がよく飛び交います。
これは、“本質と向き合う”とか“ものごとの根っこを探る”ようなタイミングで出てきて、問題の解像度を上げて、問題の本質に向き合って最適な解決策を練るために使われています。


前段が長くなってしまいましたが、、、
今回はSEVENRICH GROUPの中のテクノロジーチームとして、DELTAがSEVENRICH GROUP内の問題解決したエピソードを記載します。

問題解決の手段が“システムを作る”だけではないんだな、というのが伝われば幸いです。

“システムを作る”だけが答えではない

DELTAは、SEVENRICH GROUPの管理会計システム(以下、DASH)をスクラッチ開発しています。今回は、そのDASHの機能改善での過程で行った問題解決を行ったエピソードです。

<< 登場人物 >>
DELTA:開発担当者(わたし含む)
IHさん:DASHを主担当として利用している。要件・要望を言ってくれる。
DKさん:経営者。DASHを利用して経営判断に必要な情報を照会している。
BPO:IHさんの下で、計30事業部の各部門担当として事業部のお金にかかる処理を担当している。

IHさんとDELTAで、週次で開発定例を実施している中で不具合の発生や、
機能改修要望等を話しているMTGがあります。
直近、12月1月に対応する課題の棚卸を行いました。

その中で、IHさんから機能要望として
1.DKさんが経営判断する際にビジュアルがわかりにくいから、おしゃれなダッシュボードのようなビジュアルにしてほしい
2.毎月の売上着地見込みと、実績の差分を比較するときにわかりにくいから、対比表を実装してほしい。差分については、ドリルダウンして仕訳の科目を見られるようにしてほしい。今は、DASHのデータや他システムで申請している金額をGoogleスプレッドシートに集めてピボットテーブルを組んでいる。
3.差分を確認する際に、各BPOにも確認させたいから権限を分けて、
BPOは自分の担当している事業部の情報だけ見られるようにほしい。

上記のような要望が提示されました。
1.だけは、今回の話題とは別の課題として違う解決方法を提示したので割愛します。2.3.について、今回詳細に記載します。

IHさんからの要件定義は、他社の会計システムをベースに「このようなシステムにしてほしい」という形で要望をもらうことが多いです。

イメージ付きやすいとか、システム開発に寄り添おうとしてくれているとか、「このようなシステムにしてほしい」という要望の出し方は親切だなと思います。

一方で・・・

「それでいいんだっけ?」

となるのが、DELTAです。

業務のペインは?業務で時間がかかっている要素は?業務がどうなるのが理想?
AsIsの業務の流れと、ToBeの理想の業務を聞いて、本当の課題を探ります。

それがわたしたちのやっていることであり、わたしたちが存在する意義、
提供できる価値だと思っています。

今回の要件に対しては、わたしたちは「スプレッドシートにGASを組む」ことで業務のペイン・課題を解決するという方針に至りました。

各事業部の着地見込の金額データや実績の金額は、DASHに連携する手前でスプレッドシートに集めていることや各事業部担当のBPOに権限を委譲して作業してもらう効率から、DASHの改修ではなく、スプレッドシートで効率的に業務ができるようにすることを提示しました。

結果、改修コストを下げて短納期での納品を実現したことに加えて、
担当者の工数が約10時間/月も削減できることになりました!!

最初に出された「DASHをこのようなシステムに改修してほしい」という要件そのまま言われた通りに実現していたら、業務オペレーションの変更や大幅な改修コストの発生、納品まで数か月時間がかかってしまうこと・・・と、不都合が多く積み重なるところでした。
そこを短納期、低コスト、業務のやりやすさを考えて、課題の本質を見極めて、GASで解決する今回の結論を導き出しました。


おわりに

問題解決といえば、下記のような風刺画がバズったり、他にも「ドリルではなく穴を売れ」「人に魚を与えると1日で食べてしまうが、魚の釣り方を教えれば一生食べていける(魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えろ)」なんて話はよく聞く話だと思います。

顧客が本当に必要だったもの

私たちは表面上に見えるものだけで判断して解決するのではなく、
ものごとの本質を見極めて解決していくことは、これからも私たちの存在意義・提供できる価値として大事にしていきたいものです。


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