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娘の結婚で気が付いた「あれ、わたしだけ 幸せじゃなくね???」始まりは、編

このマガジン 〚 RELAX OPEN ENJOY 〛 は
人の感情に敏感だった初老女が おはようからおやすみまで己を見つめることで
自分に対する愛と信頼を取り戻していく過程を、余すことなくnote化したものである。

ある年の春
娘の姓が変わりました。 

結婚式は挙げず、入籍のみとしたふたりの結婚。
両家の顔合わせは、デパートの飲食街にある懐石料理屋の個室で行われた。

座敷の向かいに夫となる人のご両親、前年に結婚したばかりのお兄さん夫婦。
わたしの左隣に再婚済の元夫、右隣に生涯共に生きようと誓った娘とその恋人が並んだ。

その席で娘の持って来た婚姻届けの保証人として、あちらのお父様とわたしが指名を受け、震える手で名前を記入した。



当時あるところで書いた文章。

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娘の夫となる方(義理の息子・・!?まだ実感がない)は2人兄弟。
向こうのお父さんがしきりに
「娘ができてうれしい。こんなにかわいい娘ができて幸せだ。
 何でも買ってやりたい。」と言っていて。
いやなんか・・純粋にとても嬉しくて幸せな気持ちになったのでした。 


成人式から約3か月。
専門学校卒業から数週間。
娘の突然すぎる巣立ち。

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わたしは娘に対して結婚を望んでいたわけでも、孫の誕生を望んでいたわけでもなかった。
ただただ 幸せであってほしい と願っていた。

この日 この空間には、その「ただただ幸せ」しかなくて
世界の中から扉一枚で仕切られた、この小さな部屋に充満した幸せを
全身に 脳に 内側に 浴びようとしていた。

そして思った・・
いや、気が付いた。


あれ、わたしだけ 




幸せじゃなくね???



当時お付き合いしていた恋人は、とにかくよく怒る人だった。

思えばこれが、冒頭に書いてある

おはようからおやすみまで己を見つめることで
自分に対する愛と信頼を取り戻していく過程を、余すことなくnote化したものである。

の始まりだったのです。


※結婚や子供、恋愛が幸せだと 解釈できてしまうかもしれませんが
否定するものでも肯定するものでもなく
ただこの状況とタイミングで、自分の状態に気が付いた というだけ。
この件は続きで回収  する予定(・・ではありますが、先のことはわかりませんので、期待せず見守っていただけると幸い)デス。


(2021.7追記)
お読みくださって、見つけて下さってありがとうございます。
何の構想もなく書き始めた
娘の結婚で気が付いた「あれ、わたしだけ 幸せじゃなくね???」シリーズは
45歳。娘の結婚をきっかけに
自分が嫌いな、自分に自信のないわたしに、実際に起こったエピソードを記録したものです。
それは 心 思考 視点 の実験を繰り返しその変化をまとめたエッセイに仕上がりました。

が、なんの構想もなく思いつきで書き始めたため・・なんと
最終回まで50記事以上となりました。←LINKクリックすると最終回に飛びます。

それでも続きを読んでくださるという貴重な方、次のエピソードはこちらから。(記事の最後に常に次回のエピソードをLINKしています。)


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