電気自動車について①

電気自動車の環境負荷について日頃思ってることを書きます。
現在ではほとんどの国でハイブリッド型が環境負荷が小さいと思います。

まずは電気自動車の種類からですが、
エンジンと電気で走る、ハイブリッド型と電気だけで走るものとの2種類があり、ハイブリッドの中に電気だけで走れる距離を伸ばしたプラグインハイブリッド型があります。

電気だけで走るものの中に、発電専用のエンジンを積んだものをレンジエクステンダー型電気自動車というものがありますが、上記の表には入っていません。

電気自動車は走るときには二酸化炭素は排出しませんが、使う電力を発電する時に二酸化炭素を排出しますので、国によって環境負荷が変わることになります。
それをまとめたものが下記になります。


国によって環境負荷は変わります。
フランスは原子力発電が多いので電力1kWh当たりの二酸化炭素排出量(以下排出原単位)が低いため、他国に比べ、電気自動車が環境に良いことがわかります。
インドや中国はまだ石炭火力が多く、二酸化炭素の排出量でいえば、電気自動車が環境に良いとは言えません。

今後再生可能エネルギーがどんどん導入されていくことは世界の合意事項なので、発電による二酸化炭素排出量が減っていけば、電気自動車は環境にやさしい車になっていくでしょう。

自動車は基幹産業になっている国も多いので、自国の産業が有利になるように各国で規制などができたりします。
今回の電気自動車ブームは欧州が戦略的に仕掛けたこともありますが、それに対して日本企業はいろんな批判を顧みず、よく頑張っていると思います。

私は、長距離も走る可能性があるメインカー(1台目)はプラグインハイブリット、買いものなど長距離乗ることがほとんどない2台目は電気自動車になるのが現在の技術では妥当なのではないかと思っています。

メインカーは長距離を走る可能性あるため電池容量が大きくなる。
大きくなると、普段は不要な重い荷物(電池)を乗せて走ることになるし、電池の稼働率が上がらない(資源の有効活用の観点から効率がわるい)

2台目はコストが重視されるのでシンプルな構造の方が良く、距離を走らないので、電池容量も少なくて済む

というのが理由になります。

電池の稼働率に注目して整理すべきだと思っています。


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