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クラシックの楽しみ

昨日は、久しぶりのオーケストラのコンサート。
たまに行きたくなります。

今回は「未完の交響曲(シンフォニー)」というタイトル
大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮は尾高忠明

プログラム
シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 「未完成」
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 <コールス校訂版>

尾高さんはこの前我が市のホールに来てくれたので、何となくなじみ。
その時もブルックナーだったので、親しみがありました。

席は前から6番目の右端。
年を取ってきたので、席を選べるときは端っこを選びます。舞台でも映画でも。何かあってもすぐに動けるように。音より移動性重視。

ステージが近いので、団員の方々の顔や仕草がよく見えました。近すぎて見えないところもありました。

演奏がどうのこうの、という評価は分かりません。でも、久しぶりのオーケストラは、とても気持ちが良かったです。
とはいえ、告白してしまいますが、「未完成」は、途中、ちょっとだけ意識が飛んでいる、かも。ヤバ!あまり優しい音だったので、ね。

ブルックナーは、ちゃんと聞くことができました。この前の時も思ったけど、好きだなと思いました。わからないなりに。

弦楽器の壮大な音の中から現われる金管楽器の響きが、繊細で心地よかった。座席がコントラバス寄り。その重厚で、演奏を低音で支えている音の揺らぎを楽しむことができました。
 そりゃそうだ、右端だもの。

ブルックナーは、全体では荘重で、パワー全開のもあるのに、終わり方が静かで余韻があったのが良かった。

・・・こんな感想ありですかね。あまりに素人ですね。

終わったら、ブラボーの声と会場いっぱいの、せいいっぱいの拍手。コントラバスの方が、今日で引退とのことで、花束をもらっていました。尾高さんも謝意を述べていました。

アンコールは、なしでしたが、クラシックを堪能しました。
尾高さんが楽譜を手に持って、「これで終わりだよ」とアピールした。

   

       

ここからは、本筋から外れます。本当のクラシックファンからしたら怒られそうです。

尾高忠明さんは1947年生まれ。76歳?
ティンパニー(打楽器)の人を除いたら、ひとりだけ立ちっぱなしですよ。ティンパニーの人も、ひょっとしたら後に椅子がある?ない?

年齢のことを言ったら失礼かもしれないですが、途中休憩あるといっても、2時間近く、緊張を保ってオーケストラをまとめていくのって、気力体力いると思います。小澤征爾は何歳まで振ったのだろう。

指揮者は仕事をすることで、アンチエイジングになっているのでしょうね。

コントラバスは、高い椅子に座っている。背の高い外国の方がいて、もっと椅子が高かった。楽器も渋めの色で、きっと歴史ある楽器だ。女性は、楽器が大きいから大変なんかな。開演10分前に入り、自分の楽器の調整と弓の手入れをする。また引っ込む。


テューバは大きい!持つと重そう。自分の出番がないときは、そっとテーブルの上に置いて、手を離している。自分の膝の高さだから、床ではないと思う。

団員の方はさまざま。
髪をうしろでしばったチェロの反田恭平さんがいた。コンサートマスターは葉加瀬太郎さんのよう。


観客は、年齢層が高いと思いました。杖をついておられたり、装具をつけておられる方、車椅子の方も。

私も、いつまでも、こんなふうにして、行きたいときに行けたらいいなと思いました。

服装も、出かける前に私なりにちょっと考えて、ジャケットにしましたが、それこそ、それぞれでした。あまり気にしなくてもいいよ、ね。

また、来ようっと。

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