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ライライ✖️オムスターでずっと俺のターン!

デッキレシピ

レギュレーション変更でAのマークのカードがスタン落ちしたあと、回収ネットとふうせんというカードが新しく出現した。

今回はその新規カードを生かしたライライ✖️オムスターで相手のポケモンを麻痺にしつつグッズをロックしてポケモン入れ替えを使用不能にするデッキを紹介する。

シナジーのあるカード

ライライ✖️オムスター

ライチュウ&アローラライチュウの上技であるタンデムショックはベンチからバトル場に出ていた場合、相手のバトルポケモンを麻痺にする。

いうまでもなく麻痺はポケカにおける最強の状態異常である。

麻痺になったポケモンは逃げることもワザを使うこともできないためである。
麻痺になったポケモンを回復させる方法には1ターンを相手に渡すかサポートカードかグッズを用いるしかない。

VMax環境の現在では、マオ&スイレンのような中途半端な回復量では物足りなくなってきたこともあり、サポートカードによる入れ替えが減少しており、ポケモンいれかえや回収ネットに代表されるグッズが活躍を見せている。

そこで、この麻痺を回復させないためにグッズロックを行う。
それがオムスターの役割である。
オムスターのかせきのしがらみは自分の場のポケモンの数が相手より少ないなら手札からグッズを出して使えなくする効果を持つ。
したがって、なるべく自分の場にポケモンを出さないように気をつければ麻痺を回復させることが出来なくなるのだ。

ライライ✖️ふうせん✖️なぞのかせき

しかし、ライライのタンデムショックで相手ポケモンを麻痺にするには、自分の番でベンチからバトル場に出す必要がある。
そこで、ふうせんとなぞのかせきを用いる。
ライライにふうせんをつけて逃がし、なぞのかせきをバトル場に出す。
そして、なぞのかせきの効果で場に出ているなぞのかせきをトラッシュすることで、再びライライをバトル場に出すことができるのだ。
ライライのエネルギーは雷2無色1の3つも必要することから自分の場に2体目のライライを立てるのは時間がかかるかもしれないが、なぞのかせきをトラッシュすることによってバトル場のポケモンを減らしつつ、ライライ1体でタンデムショックで麻痺にすることが出来る。

ジラーチ✖️回収ネット✖️ライライ

次にジラーチと回収ネットについて説明する。
回収ネットによってバトル場にいるねがいぼしを使い終わったジラーチを回収し、ライライをバトル場に出す。
ジラーチを回収することで、場に出ているポケモンの数を減らし安定的にオムスターでグッズをロックすることが出来る。
ジラーチのねがいぼしを使うと同時にタンデムショックの効果を発動することが出来るため、一石二鳥だ。なお、エスケープボードとジラーチを採用することは従来では、オムスターのグッズロックの邪魔になるリスクがあったが、回収ネットの登場によってリスクヘッジを行える点も優秀である。  

おわり

実際の使用感としてはかなり強いと感じた。
三神ザシアンと2戦行ってみたが、ほぼ完封することが出来た。
三神はオルタージェネシスを打つために1ターンを渡してくれるのでライライにつけるエネルギーがサンダーマウンテン込みであれば間に合うためだ。
また、ライライは鋼抵抗を持っているので、ブレイブキャリバーの230点+オルタージェネシスの30点で260点のところ-20点され、HPがギリギリ10残るところも勝因だった。

一方で2体目のライライのエネルギー加速に若干の不安があったため、カプコケコPRの採用も検討してみて良いかもしれない。

最終的にはバトル場にライライ、ベンチにライライとオムスターという形を取るのが理想であるが、合計3体になってしまいグッズロックが外れてしまう可能性があるので、2体目のライライを立てるべきかについては永久の課題だろう。

また、ポケモンいれかえや回収ネットによってジラーチとライライとオムスターの運用がスムーズに行えるのも強いシナジーがあった。
海外でも似たようなデッキが既に考案されているらしいが、海外のマークBがスタン落ちした状況を考えると、日本環境でエスケープボードが採用出来る本デッキの方がアドバンテージがあると考える。

また、余談だが、従来であればグズマが本デッキコンセプトに対する完全な解答となってしまっていたが、スタン落ちしてくれたおかげで暴れ放題である。

課題

①相手のバトル場のポケモンをきぜつさせたあとの返しの1撃でライライが倒されることを懸念すると2体目のライライをベンチで育てなければならないが、エネルギーの手張りが間に合わないため非常にネックである。

②サンマウが破られたり、サイド落ちしている場合、先行を取っても3ターン目でワザを打てないのも起動が遅く、懸念点である。オムスターを立てるためにはなぞのかせきとふしぎなあめを手札に加える必要があり、デンジを打たなければならないため、ビートの採用も難しいだろう。

③デンジを連続して使用すると手札がジリ貧になってしまう。

この解決策として、デデンネGXとカプ・コケコPRを採用するデッキを開発したので以下に追記する。

当初、デデンネGXとオムスターのかせきのしがらみがアンチシナジーだと考えられたが、デデンネGXのビリリターンGXで手札に戻すことができるので問題ないと考えた。
本デッキではライライのGX技を打つメリットは特にないためGX技枠が余っているため問題ない。

むしろデデンネGXで手札のエネルギーをトラッシュに落とし、カプ・コケコPRのせんじんのまいでエネルギーをつけるというムーブもしやすくなり、ハンド不足も解消できるのでおすすめだ。

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