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【住之江区】高度経済成長期の勢いを感じさせる前衛的デザインのレトロ大型公団住宅「住吉団地」がイカす

広大な面積を誇る日本第二の都市・大阪市、高度経済成長期にこの大阪という街には労働力として地方から大勢の人々が移り住み、それぞれ生活を営む為の団地が各所に建造された。言わば“団地の博覧会”というべき都市とも言える大阪市内に数ある団地の中でも、とりわけ高度経済成長期の“ガンガンズンズングイグイ上昇”だった、メロラップかよと突っ込みたくなるような“昭和の勢い”をムンムン感じることができる団地が、メロラップの生みの親である、元スノボ選手・今井メロの故郷である大阪市住之江区に存在している。

ガンガンズンズングイグイ上昇、メロラップが聞こえてきそうな住之江区の団地

その名も「住吉団地」…おい、なんで住之江区にあるのに住吉団地なんだよ、というツッコミは野暮である。元々住之江区は住吉区から分区して出来た区なのだから、この団地が出来た時代というのはまだ当地が住吉区に属していたからだと説明する他ない。最寄り駅は南海本線の住吉大社駅、国道26号線と阪神高速15号堺線に挟まれた住之江区粉浜西三丁目に位置している。見るからに“昭和の貫禄”がある団地だ。

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