マガジンのカバー画像

クリエイティブ・コーディングの作例

25
ソースコード付きのオトクな作例です。
運営しているクリエイター

#プログラミング

Vera Molnár さんの (Des)Ordres を Processing で模写

コンピュータ・アートのパイオニアのお一人、 Vera Molnár さん。彼女の 1970年代の作品を現代のツール Processing を使って模写してみました。 Vera Molnár さんは 1960年代からコンピュータを用いた作品を作っていらっしゃるアーティスト。 今でも現役でご活躍です。 そんな大先輩の作品を模写することで、Processing なんて影も形もなかった時代に思いを馳せ、豊富なツールが存在する現在のありがたさを実感しながら、スキルとモチベーションの

プログラミングにおける、パズルを解くような楽しさ

パズルには楽しさ、例えばルービック・キューブには解き方のルールがあって、そのルールに従って面を揃えることではなく、そのルールを見つけ出すという楽しさがあります。解くためのルールを考え、それを使ってパズルが解けたときの快感はたまりません。 プログラミングにもそんな楽しさがあります。 プログラミングで何かを解決する手段は一つじゃなく、いろんな方法があります。シンプルでエレガントな方法を使って解決できたときはとても気持ちがいいものです。 さて、今回作るものではそんな気持ちよさを

有料
100

p5.js 作例:クリエイティブ・コーディング編み物

Processing の Javascript 版 p5.js を使って編み物をしてみました。 この記事は全文無料でお読みいただけます。もしお気に召しましたら投げ銭お願いしますね。😉✨ きっかけはいつも…私がなにか作るときのきっかけは、大体いつも他の方の作品です。 今回は Almina (@Code4_11) さんのこちらのツイートを見たことでした。 これは面白いアイディア!私もやってみたい! と、真似してみるけど雰囲気が全然違うものができてしまう… 頑張ってみよう

有料
100

Teachable Machine はクリエイティブ・コーディングの夢を見るか?

クリエイティブ・コーディングでの面白い作品づくりに AI を活用してみようというお話しです。 この記事は「Processing Advent Calendar 2019」 23 日目の記事です。 前日の記事は、コードを公開し始めて変わったことや得られた発見についてまとめられた @takawo さんの「2019年のデイリーコーディングを振り返る」です。 常に面白い作品を作りたいけど…私は「アートを生み出す機械」を作るのが夢で、今は表現の引き出しを増やすべく毎日楽しく作品作り

ボイド (Boids) もどきをベクター・フィールドで作ってみよう

みんな大好き「ベクター・フィールド」を用いて、Processing でボイド風のアニメーションを作ってみようという試みです。 ベクター・フィールドについてはこちらをご参照ください。 この記事は全文無料でお読みいただけます。もしお気に召しましたら投げ銭お願いしますね。😉✨ ボイド (Boids) って何?ボイド (Boids) は鳥もどき (bird-oid) から名付けられた人口生命シミュレーションの一種で、その名のとおり鳥の群れのような複雑な動きを再現できるプログラム

有料
100

ブラウン運動もランダムウォークも無し! Processing で DLA 風の画像を作成

DLA(Diffusion-limited aggregation) 、日本語だと拡散律速凝集。 これはブラウン運動する粒子がくっつきながら成長していく様子を表したもので、珊瑚のような形を描くことができるそう。 これ面白そうなので Processing でやってみました。 この記事は全文無料でお読みいただけます。もしお気に召しましたら投げ銭お願いしますね。😉✨ 難しいのはちょっと…DLA にはブラウン運動が付きものですが、ブラウン運動を実装するのって結構大変そうです。

有料
100

ジェネレーティブ数式? Java で関数を動的に(無理やり)生成

プログラムに自分で数式を生成させ、その数式をもとにプログラムに絵を描かせるという試みです。 私のやっているクリエイティブ・コーディングでは「座標を計算して点を打つ」、これを何万回も何百万回も繰り返して図を生成しています。 この計算を行う数式によって結果として現れる図は全く違うものになります。 しかし、面白い図を描くためにいろんな数式を試してみるのもなかなかしんどい… そんなときに、ryotako(@ryotakob)さんの描画の関数を実行時に動的に決定するというツイート

有料
100

ALife:チューリング・パターンでクリエイティブ・コーディング

みんな大好き O'reilly さんから、2018/07/28 新刊が出ました。 その名も「作って動かすALife ―実装を通した人工生命モデル理論入門」! これはクリエイティブ・コーティング界隈の方にとっては待ってました!の内容ではないでしょうか? 早速 Processing でと思いましたが、これコード例が Python なんですよね。 Processing にも Python モードはありますが、Python 2 系だし、numpy 使えないしでどうにも… そんな

有料
100

貧乏性が具現化させたアート:Processing 作例

買ってきたお菓子は、お腹が空いたときに食べたほうがより美味しいだろうと、なかなか手を付けないまま賞味期限を迎える。 服はちょっとぐらい破れても平気で着る。破れに破れて着られなくなっても、まだ雑巾に使えるだろうと取っておく。 そう、私は貧乏性。つまらぬ物の捨て時がわからない… 今回はそんな貧乏性の私だからこそできた「アート」をお見せしましょう。 この記事は全文無料でお読みいただけます。もしお気に召しましたら投げ銭お願いしますね。😉✨ ストレンジ・アトラクターでの作画以前

有料
100

妖しいトンネル:Processing 作例

ボロボロの廃屋。蔦が絡まる裏手の木戸。そこに開いた隙間。その隙間は暗く、奥は真っ暗。ここからでは中は見えない。 そんな隙間、覗き込むなんて恐ろしくてできない。手を入れてみるなんて考えただけでもゾッとする。 でも… 覗き込んだら何が見えるんだろう? 手を突っ込んだら一体どうなるだろう? 怖い、けどやってみたい… 恐怖より好奇心が勝ってしまう、それが人の子、人類はそうやって進歩してきたんですよね? というわけで、人類の進歩のために、綺麗だけどちょっと怖い、興味を惹かれるけど

有料
100

De Jong アトラクターの応用:Processing 3D アニメーション作例

FALさんの De Jong アトラクターでの作図が面白かったので、これを使って Processing 3D アニメーションを作ってみたいと思います。 アトラクターとは? この記事は全文無料でお読みいただけます。もしお気に召しましたら投げ銭お願いしますね。😉✨ De Jong アトラクター様々なアトラクターが知られていますが、今回作画に使う De Jong アトラクターは下記の数式で表すことのできるアトラクターです。 x[n + 1] = sin(a * y[n])

有料
100

魅惑の周期運動:Processing 2D アニメーション作例

きっかけは、繭凸さん(@mayutotsu)の Twitter 投稿との出会いでした。 かっこいいでしょう? 変化の仕方がとても面白くて、ずっと見てられるアニメーションです。 これ私もやってみたい!と思ったのです。 よーく観察してみると、ひとつひとつの点はそんなに複雑な動きをしているわけではなくとも、点毎に移動速度を変えることで、それらが集まった群としてはとても面白い動きになるというのが特徴のようです。 よし! 作ってみましょう! この記事は全文無料でお読みいただけま

有料
100

Garland for R.:Processing 2D アニメーション作例

今回、このような作品を作ってみました。 タイトルは「Garland for R.」。R は元のソースコードを書かれた方のイニシャルです。 ritoco さんジェネレーティブアートをされてる方ならきっと ritoco さんをご存知でしょう。 いつも活発に活動されていて、Twitter でも多くの作品を発表されています。 ■ ritoco さんの Twitter : https://twitter.com/RITOCO_t 先日は、こちらのブログでご自身の作品のソースコード

Getting in Tune.:Processing ぼんやり光る作例

ぼんやり光るジェネレーティブアートとして面白い作例ができたので、ソースコードの解説と合わせてご紹介します。 マジックナンバーが随所に出てくる非常に汚いソースです。 ただのメモじゃつまらないので、私だったらこの Processing のソースをこう読み解いていくという視点で書いてみます。 ソースコード噂の汚いソースコードがこちらです。 4/30 にリファクタリングしたようなコメントが書いてありますが、「だったらなんでマジックナンバー残ってるんだ」というツッコミは甘んじて受け