読書感想:ユーモラスで考えさせられてドキッとする「タイタンの妖女」
カート・ヴォネガット 1959年の小説「タイタンの妖女」。
とても面白く一気に読めました。
もし自作を一冊再読するなら?という質問に、ヴォネガットは「書いてるとき一番楽しかったから」という理由でこの本を挙げたそう。
人生の意味全体のテーマはズバリ「人生の意味」。
火星人がなぜそのようなことをしたか?それは奴が…。しかしその奴も、いや実は人類そのものが何万年もの間あの…と物語はどんどん壮大に面白くなっていき、その中で人間、社会、運命、生き方、幸せなどいろいろ考えさせられる