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2020年9月の記事一覧

読書感想:ユーモラスで考えさせられてドキッとする「タイタンの妖女」

カート・ヴォネガット 1959年の小説「タイタンの妖女」。 とても面白く一気に読めました。 もし自作を一冊再読するなら?という質問に、ヴォネガットは「書いてるとき一番楽しかったから」という理由でこの本を挙げたそう。 人生の意味全体のテーマはズバリ「人生の意味」。 火星人がなぜそのようなことをしたか?それは奴が…。しかしその奴も、いや実は人類そのものが何万年もの間あの…と物語はどんどん壮大に面白くなっていき、その中で人間、社会、運命、生き方、幸せなどいろいろ考えさせられる