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4/17放送分「スズメバチやアシナガバチの巣作りにご用心」

スズメバチは、毎年日本各地で被害が報告され、死者が出ることもある恐い生物なのは、みなさんご存知の通りです。

地域にもよりますが、スズメバチは4月くらいから活動をはじめています。
女王バチは、4~5月に単独で巣を作りはじめます。この時期の女王バチは、たった1匹で巣作りから、産卵、餌を狩りに行く、育児、巣の防衛などを行い、働きバチの数を少しずつ増やしていきます。

5月くらいまでのスズメバチの巣には女王バチだけ、もしくは僅かな働きバチだけのことが多く、巣のサイズも小さめ。
しかし、6月頃になると働きバチの数はどんどん増えていき、最盛期には1つの巣で1000匹を超えることもあるほど。巣のサイズも8~10月頃に最も大きくなります。

こうなると、巣ごとスズメバチを駆除するのはとても難しくなります。巣の周りに働きバチが行き交い、人が危険を感じることも増えます。9〜10月は新女王となるハチの育成期間で、スズメバチがさらに攻撃的になります。

ですので、スズメバチが数を増やし巣が大きくなってしまう前に、家の周囲の点検・対策を行いましょう。

スズメバチが巣を作るのは、樹木の枝や人家の軒下だけではありません。土中や樹洞、人家の天井裏など気づきにくいところにも巣を作ることがありますので、普段からチェックするようにしておきましょう。

特に注意したいのは、前年にハチの巣があった場所です。巣を作る前に、巣作り防止成分が配合されたハチ駆除剤をスプレーしておくとよいでしょう。

ゆっくりむーんと飛んでる時は、巣に適した場所を探してることが多いです。一度ならまだしも、数回家の近所を飛んでたら巣を作っている、作る可能性が高いので確認した方がいいですね。

こんな狭いとこに?と思うようなところや、エアコン室外機の中に巣を作ることもあります。ですのでエアコンの試運転をしておいた方がいいです。
ここは住みにくいと感じたら巣作り放棄しますので、住みにくい環境を目指しましょう!

ハチは大きな音や激しい動きに敏感で、攻撃されたと感じます。ハチの巣やハチを見つけても、大きな声で悲鳴を上げたり、手で払ったり、あわてて逃げるのは厳禁。ハチを刺激しないよう、静かにその場を離れましょう。

エアゾールタイプの駆除剤で処理できるのは、基本的に25cm以下の小さめの巣です。それ以上の大きさになると、巣穴全体にハチ駆除剤をスプレーするのが困難になってしまうからです。

25cm以上の巣や高所の巣、木の穴や屋根裏などで巣全体が見えない場合は、スズメバチ用駆除エサ剤を使用するか、自治体に相談するか専門業者に頼みましょう。

駆除はスズメバチの活動量が落ちる日没後に行います。処理前に巣に振動を与えないでください。できれば皮膚の露出しない防護服のようなもの、手袋、長靴、保護メガネ等(いずれもスズメハチの針が皮膚まで届かないもの)を着用して行ってください。

アシナガバチにもだいたい同じことが言えます。女王蜂が1匹のみで巣が小さいうちに駆除してください。巣を作るのに集中している時は近づいても気づかないことが多いので、殺虫剤をしっかりかけましょう。

殺すのかわいそうと逃すとだいたい戻ってくるので、気の毒だけど殺すのが無難。1匹で至近距離で戦えるなら、ハチ用でない、一般的な殺虫剤で充分駆除できます。

夏頃にブンブン飛び回ることのないよう、いまから家の周囲をこまめにチェックするようにしてくださいね。

注意点として、必ず各スズメバチ対策用品の使用方法を厳守してください。また、スズメバチ専用のエアゾールタイプの駆除剤で駆除するときは、もう1本予備として準備することを推奨しています。

なぜこの話題をがっつり紹介したかというと、我が家的にめっちゃタイムリーだったからです。うちも何度か作られて戦ってきたので、この時期はハラハラすごしています。

先日嫌な予感がしたので、エアコン室外機の裏を見たら、アシナガバチに巣をつくられかけてたのでやっつけました。
やっつけた言うても、殺虫剤かけ損ねて逃げられたので、完全勝利ではないんですけども。生きてたら戻ってくるかもしれないので、しばらく気をつけようと思います。

蜂は危険な生き物ですが、害虫を餌にするので益虫でもあるので、巣が手の届かないところや生活に支障ない場所にある時は、そのままでもいいと思います。可能なら共存をめざしたいですね。

この話題は、以下の記事を参考にしました。


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