3月の旅行6日目

スーツケースを新幹線に忘れてしまったため、今朝の準備はとても簡単でした。
カードやタバコなどが入った小さな鞄を持って5時半過ぎにホテルをチェックアウトしました。
部屋がとても暖かかったせいか、駅のベンチが寒く感じました。
Airpodsno代わりになりそうなイヤホンを探そうとセブンイレブンに行ったのですが、なんとライトニングポートで使えるものは売ってなくて、改めて僕が使っているiPhoneは古いんだなあと実感しました。

6時26分の新幹線に乗って東京へ。
買ってきたサンドイッチや同僚からお土産にいただいた生もみじを食べながら過ごしました。
新幹線の車内販売は終了したと思い込んでいたのですが、まだ利用することができたらしく、何か買ってみたいとは思ったものの、販売員の方が近くを通ったことがわからなくて(以前だったらカートの動く音やICカードの読み取り音で代替把握できた)、ぼんやりして過ごしました。

10時半頃に東京について、スーツケースを受け取りました。
「どんな特徴のスーツケースかを教えてください。」と言われて、以前の僕だったらたぶん答えられなかったと思うのですが、事前に息子に特徴を聞いていたので「ピンクっぽいはでな大きなスーツケースです。」とお伝えしたりしました。
最終的に、鍵を使って解錠できたので、スーツケースは無事に手元に戻ってきました。

11時半に秋葉原駅で待ち合わせをしていたので、そこからイベント会場まで移動しました。
今回のテーマは、大学卒業生の学び直しに役立つマニュアルの作成ということで、母校であり僕が非常勤講師をしている筑波技術大学の学生さん達の発表を聞きました。
Windowsや様々なアプリケーションの使い方など、最新の技術に触れながら学んでいる学生さんがわかりやすくまとめたマニュアルを、卒業生に役立てて仕事の現場で使ってもらおうという取り組み、とてもいいなと思いました。
スクリーンリーダーを使っている人が目的の情報を探しやすいような工夫や、Wikiを使って複数の人が共同編集できるマニュアルを作ったところなど、これからも情報を充実させていってほしいなと感じました。

僕の仕事は、マニュアル作成に取り組んだ方々の発表を聞いた後、よかったところや改善した方がよさそうなところをアドバイスするというもの。アクセシビリティの向上やスクリーンリーダーを使った仕事をしているという立場で、以下のようなことをお伝えしました。
「スクリーンリーダーを使っている人がわかりやすいように」という視点ではなく、ウェブの標準的な技術を使うことで初心者から上級者まで幅広い人たちが使いやすい資料が作れること
複数の担当者が共同編集すれば資料の書き方にばらつきが出てしまい、それが使いやすさに影響してしまうことを考慮して、ページの一貫性を重視してほしいということ
マニュアルは公式情報の二次情報となるため、常に最新の状態を保てるように更新を続けること
コメントを受け付ける際は、行動規範を用意することでコメントを受け取る側の皆さんを守ること

イベント終了後には同窓会の方々が開催してくださった懇親会に呼んでいただき、皆さんといろいろなお話をしました。
特にうれしかったのが、僕がNVDA日本語チームで発信しているNVDA日本語版の使い方を紹介するコンテンツが役立っているというご感想をいただけたこと。
コンテンツを作るとき、僕は特にこれからNVDAを使って仕事をしていきたいと考えている若い方々に使ってもらいたいということを意識していたので、ご活用いただけていることが大変うれしかったです。
懇親会の後半、移動が長かったせいもあって電池が持たなくて何度も意識が飛んでしまったのですが、皆さんとお話しできたことで自分が日頃やっていることに少し自信が持てた気がしました。

秋葉原駅から自宅に帰り着いたのは午後11時過ぎ。とても充実した六日間の休暇を終えることができました。
僕はインドア派で、休日も必要がなければほとんど出かけることはないのですが、また機会をみつけて遊びに行きたいなと思います。
今回お世話になった全ての皆様に感謝しつつ・・・。

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