2021.1.23 君が生まれて初めて母にイラついてしまった一日 ヤクルトを飲ませたこともどうかと思う
昨日俺は遊びに行っていたこともあり、今日は君を楽しませたいと思って張り切って起きる。
夜は母の実家に行くので、それまでの間何をしようか考えながら、朝風呂に入る。
「百貨店に行って、昼ごはんの美味しい弁当でも買いつつ、ばあばの誕生日ケーキを買おう。ちょっと高めでも一番美味しそうなやつを。そして君を子供の遊び場で暴れさせよう。」
そんなプランを思いつき、風呂から出るやいなや、母に良いこと思いついたんだけどと、百貨店に行くことを提案する。先日俺が出かけてしまったがために百貨店に行けなかったことも知っていたのできっと喜ぶはずとも思ったのだ。すると母は「そう?買うものないけど・・・」と困り顔。
分かっている。俺の言葉が足りなかったことは。でも、「なんなんだよ、じゃあどうするんだよ」と思い、憤りが顔を覗かせる。
ただ君の前で声をあげるのは絶対にやめようと誓っている。俺の両親がそうで、小さな頃から嫌な思いしかしてこなかったから。
発散場所を失った俺は、「もう良い」と拗ねるしか手段を持ち合わせていなかった。
君が生まれる前の母であれば、適当になだめ続けてくれたのだけれど、今日はそうもいかなかったようだ。あまりに拗ねる俺を見て、唐突に泣き出して「どうすればいいの」と声を荒げる。
俺が母に惹かれた最も大きな要因は、何があっても動ず面倒くさいことを言わないところだ。それがどうだろう。
なんなんだ今日は。どうしちまったんだ?心からダルい。
「君の前で声を荒げるなよ」とも思う。
ただ君をみると、そんな母を見て爆笑。ちょっと救われる。
一人で買い物に行くというので、「勝手に行ってくれい」と君に喧嘩を悟られないように務めて明るく言う。何年ぶりの喧嘩だろうか。言い争いは回数にして2回目な気がする・・・。
ただ俺の気持ちは収まらない。心からダルいという気持ちがどうしても取れない。
そんな午前中を過ごし、午後からは元々予定のあった母は、一度帰宅するも再度外出。
俺はというと・・・最悪な1日を最高に塗り替えるべく、君をベビーカに乗せて、二人で電車でお出かけ。君をいつもの遊び場で思う存分遊ばせて、帰りしなにばあばのケーキも買う。ハイカラな ばあば はデコレーションよりも、いっぱい種類がある方を好むので、沢山買い込んで帰宅。母がいないことを除いては予定通りだ。
母はデコレーションを買っていたようだけれど、それは冷蔵庫に閉まったまま、じいじ と ばあば の家に向かう。
母はちょっと凹んでいるようだけれど、俺は意に介さない。普通に楽しく過ごす。君も楽しそうだ!
事件はその後起こる。酔ったじいじが君にヤクルトを飲ませようとしたのだ。ばあば は止めているし、君の従兄弟のお母さんも「やめたほうが・・・」という表情をしている。母は当然止めるだろうと思って静観していたけれど、ヤクルトを手に取り、君に飲ませ始めたではないか。君は夢中で飲んでいる。
馬鹿じゃないだろうかと思う。どう考えたって、あの甘さは、1歳の君には糖分過多だろう。虫歯になるリスクを負わせてまで、飲ませる必要があるか?しかも薄めることなく。
俺はハラワタが煮え繰り返っていたけれど、グッと堪え、楽しく じいじ の家を後にする。
繰り返すけれど、君の前では絶対に声を荒げないと決めているので、君が寝るまでは至っていつも通り。
じいじ と ばあばには本当に感謝しているし、大好きだ。君を育てる環境としても申し分ない。本当に可愛がってくれるし、笑顔で育って欲しいと願う俺にとって、最高の環境だ。ヤクルトも全く悪気がないのだ。
ただ、ただですよ。今日は色々あったこともあってか、ヤクルトを飲ませた母への怒りは収まらない。
夜中に今日一日ごめんと謝ってきたけれど、ヤクルトについては、ついにぶち撒けてしまう。歯で苦労するのはシンドイことだと思う。それを率先して親がやるかと思っていることを。
体質はあるだろうけれど、虫歯になる可能性を高める行為を平気でする、その無知っぷりと、想像力の欠如にガッカリしたことを、怒気を孕みつつも、冷静に伝える。
怒りは静まったけれど、なんなんだろう。母にがっかりした気持ちは心の奥にこびりついている。
まぁそのうち取れるだろう。
そして、君には申し訳ないけれど、ヤクルトは禁止だ。
いつか、一緒にサウナに入って、風呂上がりに一緒に飲むまではね。
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