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自己紹介(後編)

自己紹介の続き

野球などの経験をドッジボールに落とし込む作業。投げる!捕る!シンプルな競技であるがゆえに次々とアイディアが湧いてきました。詳細は別の機会に。

しかしながら指導者資格もないただの保護者であったため、教えるとしてもわが子ぐらい。その頃はコーチでもないのになんかいつもいる詳しい人みたいなフワフワした立ち位置だったため、親御さんから訊かれた時だけ第三者的意見を述べるに留めてました。当たり前ですが、他の子に勝手に手ほどきをしようものなら完全に越権行為です。正直、伝えたいことは山ほどありましたがその10分の1も伝えきれなかったと思います。

それでも、もう少し子どもたちと距離を縮めたいと審判の資格を取ることに決めました。C級審判の資格をとった頃には子どもたちからも認められたようで不思議な気持ちになりました。コーチでもないのになんかいつもいて審判ができる詳しい人に昇格しました。アリーナ席ではなく、コートレベルで試合に関わることで見える景色も全然違いました。また、審判員としても場数をこなし審判視点のドッジボールも勉強できました。ありがたいことにチームにA級審判員の方がいらっしゃったことは、これ以上ないベストな環境でした。

話変わりまして、前回「ドッジボールは所詮マイナースポーツのうちのひとつに過ぎない」と述べさせていただきましたが、依然としてその部分を否定できるほどドッジボールはまだまだメジャーではないと思ってます。

「所詮」の部分には、部活動がないので小学生のがんばりが無駄になるのでは?とか、プロスポーツじゃないから努力しても将来性がないのでは?という意見が大半を占めています。確かにそうですね。サッカーで飯を食っていきたいなら早めにサッカーを始めた方がいいと思います。ドッジボールが全身運動で基礎体力が大幅に鍛えられどのスポーツにも役立つ、という見解もあり指導者の方も強く主張されますが、餅は餅屋じゃないですけど将来的なな目標が決まっていて専門的なものがあるなら、そちらで極める方が理にかなってます。ドッジ人口を増やしたいからと言って嘘はつけない。笑

だがしかし!ドッジボールに携わり、いろいろ見渡してみると、ドッジボールに関係している一人一人の実に熱いこと!今この瞬間に生きる、そのような選手や監督の多いこと!この部分を見逃してはならないと強く感じています。プレーヤー、指導者、保護者、審判、そしてスポーツそのものも実に白熱して面白い競技なんです。入口に立っているあなたにも味わってほしい。

平たく言えば世間に過小評価されているのかな。「ドッジ弾平」でブームになった頃と比べてチーム数も激減してますが、ここ最近では日本代表チームが結成されたりなど、少しづつ人気も回復に向かってるようです。

そんなドッジボールの競技人口の増加と、今ドッジボールをがんばってる人たちが長く続けられるような環境づくりのお手伝いが少しでもできたら幸いです。「所詮マイナー」に抗ってがんばります!

フジコヤマト


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