映画「すずめの戸締まり」の感想

映画「すずめの戸締まり」を観ました。
なのでその感想を書きます。極力ネタバレしないように頑張ります。

「扉」ってかっこいい!

まず、最初に思ったのは「扉!かっこいい!!」ということです!私はいわゆる中学生男子が持つ「かっこいい!」の基準をそのまま引き継いだ大人なので、建物の中に入るためにある「扉」というものが何もないところにただポツンとたたずんでいる、普通ならありえない雰囲気がぶっ刺さりました。別の空間をつなぐ役目を果たす「扉」ってかっこいいですね。

ついでに今回はその扉を頑張って占める“閉じ師”という人のお話なのですが、「鍵を締める」っていうのもかっこいい。主人公はいろんな扉を閉めて鍵を締める。少し調べたら鍵を「締める」っていう漢字を使うときは「緩みのないようにする。区切りを付ける」という意味合いらしいです。なるほど、たしかにこのお話は「区切りを付ける」お話なのかもしれないと思いました。※すみません、ネタバレしそうなのでものすごく省略しました。

シンプルなお話

ストーリーの感想ですが、今回はかなりシンプルなお話だったのかな?と。誰しも、というか世界中のいたるところに、そりゃもう想像できないくらいたくさんの辛いことや苦しいことがあって。でもそれは必ず過去になってしまう。そんな過去は扉の向こう、別の場所に置いてきてたまに顔を出しそうになった時はちゃんと鍵を締めればいい。そうしたら扉のこちら側を生きていけるから。ただし、その扉を締めるためには向こう側と向き合う必要がある。そう言われた気分です。

「生きるか死ぬかなんてただの運だと思ってた」

ちなみに、今回観て一番印象に残ったセリフは主人公の女の子が言うセリフ、「生きるか死ねかなんてただの運だと思ってた」というセリフです。※正確にこう言ってたかは細かく覚えてませんがこんな意味のセリフです。
僕はずっと死ぬことが怖いと思って生きてきたので、主人公がこのセリフを言った時や死ぬことが怖くないといった時は「いや、怖いだろ」と思ってました。ただ主人公の背景がわかるにつれてそう思っている原点がわかりました。たしかに人生は思ってる以上に運で大きく変わるのかもしれませんね。そう思ったら少しだけ生きることの荷が軽くなった気がします。

芹澤!!

芹澤という男がこの映画にでてきますが、こやつは特にいいやつで大好きです。なので最後にどうしても芹澤の名前だけだしておこうと思います。今回初めて投稿してみるので、気が向いたらまた何か作品を観て思ったことでも投稿しようと思います。

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