落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?
マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。
今回は、単行本は2巻で完結した作品である『偶像エスケープ』(©吉良いと/KADOKAWA)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。
『偶像エスケープ』は恋愛というには難しくも、『これは、「恋」じゃない。でも、必ず「愛」になる。』というキャッチコピーが当てはまる、厳格な父親の元で育ちながらゲイであったことから強く反発していた青年と家族から愛を受けてこなかった女子高生アイドルの少女が出会い、虐待を受けていた少女の父を殺してしまったことから、「事件」の容疑者としてお互いの過去と複雑な思いが絡まり合いながら進んでいく、2人の愛の逃避行が描かれている作品です!
壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
偶像エスケープ 名言一覧
いかがだったでしょうか?
お気に入りの名言は見つかりましたか?
僕自身、めちゃくちゃ厳しく育てられたとか、虐待があったということはありませんが、家族関係の中で形成された「家族でも許せないこと」や「家族だからこそ避けられなかったこと」はあるので、それこそ状況が状況な場合はこのような事件に関わっていたかもと想像させられました。
この作品は愛之助と花恋の逃亡中の中で形成される「愛」のかたちが、自分たちが犯してしまったこととこれからの人生を考える中での思考が濃密な味わいを出していますし、逃亡先の女将さんの『本当の気持ちは言葉にしないと伝わらない。この後悔はきっと一生消えはしない。まだ届くかもしれないだろう?』といった言葉や愛之助の水族館でクラゲを見ているときの『毒は自分を守るために身につけた手段。今まで頑張ってきた証。』という言葉から、傷つけられてきた者だからこそ感じられるものがあるのだと改めて考えさせてくれます。
学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『偶像エスケープ』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?
ゲイとして人と違う部分を厳しく正されてきた愛之助やずっと虐待を受けながらアイドルをさせられていた花恋が、その過去を乗り越えるために、少しの逃亡期間で出会った人たちに、そして犯した罪を償ったことで感じた「一つの事件」を通してさまざまな価値観や想いを抱きながらも立ち向かい、傷つけられても、余裕がなくても、相手のことを想う心がもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!