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現ブライダルバイトスタッフが語る!結婚式の披露宴~おすすめ進行~

こんにちは~

今日は現在ブライダルバイトをしている私が、バイトを経験する中で、この進行おすすめだな~と思ったものを紹介していきたいと思います。

まずは簡単に私のバイト歴について。
とある結婚式場で2年半ほどバイトをしている大学生です。披露宴でのサービスを中心に色々と仕事しています。
バイト内容についてはこちらをご覧ください!

それでは、本題に入ります。
今回紹介するものはあくまで個人の考えなので、そこはご了承ください。

全体のスケジュール
何回も披露宴を見ていて思うのが、意外と時間がない!ということです。平均2時間から2時間半の披露宴、イベントや挨拶でいっぱいいっぱいになると、ゲストがゆっくりと料理を食べる時間や、新郎新婦と写真を撮る時間がなくなってしまいます。
ここで重要なのが「何を一番大切にしたいか」です。
この軸を先に決めておかないと、後悔することになります。例えば、
「ゲストにこだわりの料理を楽しんでほしい。」
「余興をこだわりたいから、そこを楽しんでほしい。」
「ゲストと写真をたくさん撮って思い出に残したい。」
などなど。メインパートを決めることでその他の部分をどれだけ時間をかけるか分かってくると思います。

そこを踏まえて、おすすめの進行をお伝えします。
※進行の時間短縮がすべてではもちろんありません。こんな考え方があるんだな~、くらいに見てください。


①祝辞、乾杯

会社の上司をたくさん呼ぶ披露宴の時は必須ですが、仲のいい友人と親戚だけの式の場合カットしても全然いいと思います。また、上司を呼ぶ場合でも1人の上司が祝辞と乾杯を一緒にしてもらうのもありです。(実際上司がとても長い祝辞の挨拶をしているとき、途中から会場内の雰囲気が少し落ちます)よくあるのは、新郎がウェルカムスピーチをした後、そのまま新郎が乾杯の音頭を取る、みたいな流れです。あとは、親戚の子供が、一生懸命に覚えてきた文章(3~5文)を読むのも結構おすすめです。これは、できる場合が限られますが、時間的にもコンパクトかつ、会場全体がとても和やかな雰囲気になります。

②ケーキ入刀、〇〇バイト

言わずもがな披露宴のメインイベントであるケーキ入刀とファーストバイト(ケーキの食べさせ合い)。盛り上がりポイントでもあります。新婦から新郎へのケーキバイトは大きいスプーンでしたり、野球部だったらバットの形のスプーンでしたり…などなど個性が出る場面でもあります。この時に、「サンクスバイト」といって、お世話になった人(父母、上司など)にケーキを食べさせたり、「サプライズバイト」といって、その場で本当にサプライズで誰か指名して(お二人のキューピット、小さい頃からの親友など)食べさせたりするものがあります。これも確実に喜ばれますが、ここで注意ポイント。このイベントは基本的に司会者が「皆さんぜひお近くまでカメラを持ってきてください!」と呼びかけるので、ほとんどのゲストが席を外します。つまり、この時間ゲストは料理を食べられないんです!サンクス・サプライズバイトの演出をどうしてもしたいわけではなかったら、自分たちだけで充分だと思います。両親への感謝は後半の手紙で伝わりますので。

③中座(新郎新婦お色直しのため退席)

新郎新婦が退席の際、エスコートをどなたかに頼むと思います。エスコート相手は事前に知らせておく場合もありますし、完全サプライズの場合もあります。どちらも素敵ですが、エスコート相手は慎重に決めましょう。おじいちゃんおばあちゃんは、脚が悪い場合があって、一緒に歩くのが大変かもしれません。また、エスコート者がメイン前に行ったとき、「新郎新婦に一言かけてください。」と司会者に言われマイクを渡す場合があります。この時、大勢の前で話すのが苦手だったり、あとは話すのが好きすぎてものすごーく話が長くなっちゃったり(多くはおばあちゃん)すると色々と大変です。その辺りも考えて、人は選びましょう。エスコート者には事前にそれとなく伝えておくのがおすすめです。

④ドレスの色当て、再入場のBGM当てクイズ

再入場関連のイベントで多いのが、ドレスの色当てクイズとBGM(入場曲)当てクイズです。このイベントは結構おすすめです。理由は大きく2点。1点目は、シンプルに景品がもらえるかもというドキドキ感と実際もらえたときの喜びの大きさです。景品が何か発表されて、その景品がおいしいお肉やお酒、旅行チケットだった場合、会場全体が必ず盛り上がります。2点目は、ゲストが席についたまま楽しめることです。当たった人はもちろんメイン前に行って景品を受け取りますが、他のゲストは席に座ったままになります。ですので、お食事を進めながら楽しむことができます。個人的には、再入場関連でなにかしらイベントは1つあるといいな~、と思います。

⑤フォトタイム

再入場後は、基本的にフォトタイムがあります。実は、この写真の撮り方に大きく2パターンあります。メインで写真を撮るパターン(新郎新婦は椅子に座った状態で、ゲストがその後ろに並ぶ)と各テーブルで写真を撮る(新郎新婦が会場を移動して各卓まわる)パターンです。それぞれメリットデメリットがあるので紹介します。メイン写真のメリットは、背景と構図が確実にきれいな状態でとれること、デメリットはゲストの案内に時間がかかることです。各卓写真のメリットは、新郎新婦がまわるのでゲストの負担が少なく、短時間でまわれること、デメリットは新郎新婦が再入場から写真終了まで座れない(休憩できない)ことです。この2択については、新郎新婦やゲストによって、どちらがおすすめか変わりますので、ここでは詳しく書きません。どのようなゲストが多いか(子供や妊婦さん、脚が悪い方など)を事前に把握して、プランナーや司会者と相談するのが一番です。

⑥余興

実は最近、余興をする披露宴が少ないと思います。体感10組中1組あるかどうか、といったところです。これまた個人的にですが、「職業が消防士 or CA、新郎新婦が吹奏楽関連に所属していた、新郎がお笑い好きで友人も似た人が多い」場合の余興の割合が高いかな、と思います。余興に関しては、余興者以外基本ゲストは席に座っているのですが、盛り上がると写真や動画をとることが多く、料理はなかなか進みません。余興をする場合は、他の進行をシンプル目にするのがおすすめです。

⑦エンディング(両親への手紙・両家代表挨拶・新郎挨拶など)

※ここについては、結構正直な感想を書くので、感動を大事にした式をしたい方は、次の⑧番外編へお進みください
まず、両親への手紙ですが、新婦のみ読むのが一般的、新郎と新婦両方とも読む場合もあります。しかし、個人的には新婦からの1本で十分かな~と思います。その中でほぼ新郎両親への感謝の言葉も入ってますし。正直言って、他のゲストにとっては関係のない話なので長すぎると微妙です。両方読む場合でも、それぞれの文量が短ければ問題ないと思います。あと、新郎は一番最後の締めの挨拶もするので、そこでバシッと決めましょう。(たまに最後にあいさつがあることを忘れてべろべろに酔ってしまう新郎&新郎父がいます。気を付けましょう笑)
また、この場面でたまに新郎から新婦へサプライズ手紙を読んで渡すイベントがあります。が、なくていいと思います。それはもう2人でやってください。女性友人ゲストは感動する方もいらっしゃいますが、会社関連の人、男性ゲストは 無 です。披露宴は日頃お世話になっているゲストのためにするということを忘れてはいけません。(親族だけの小さな披露宴の場合は全然いいと思います!)
手紙系のイベントが終わったら、新郎新婦が両親へプレゼントを渡します。ここは新婦からの手紙に次ぐ感動ポイントです。父母両方いらっしゃる場合は、プレゼントは2人分用意しましょう。(もちろん内容は違ってもいいと思います。)プレゼントは様々ですが、お母さんには体重米が人気ですね。ここで注意ですが、安易に自分たちで体重米を作ろうとしない方がいいです。作りが甘いとお米が漏れてしまいますし、丈夫さに欠けます。両親プレゼントは販売している業者が色々あると思うので、注文するのが吉です。

⑧番外編

今までの進行で書ききれなかったおすすめのイベントやアイテムを紹介します。
・料理先出し
これは、通常乾杯後にコース料理が始まるものを、ゲストの迎賓前にテーブルの上に料理を出しておくことです。祝辞や乾杯の時間がかかりそうな場合、前半に長めのイベントを何か入れている場合は、料理先出しにしておくことで、ゲストがゆっくりと料理を楽しむことができます。
・デザートビュッフェ
再入場より後、フォトタイムのあたりから会場内またはガーデンでデザートの食べ放題をするイベント(?)があります。ゲストが好きなタイミングで、好きなデザートをとることができるため、特に女性ゲストからは満足度の高いものになると思います。
・写るんです
最近よく見かけるグッズです。各テーブルに写るんです(フィルムカメラ)が置いてあって、お客さんに自由に写真を撮ってもらうものです。披露宴後は、カメラをテーブルに置いておいてもらい、スタッフが回収し、新郎新婦にお渡しとなります。フィルムカメラといっても、最近はデジタルデータ化できるみたいで、この演出(?)は非日常かつ、ゲストも楽しめるいい演出かな、と思います。(もちろんデジタルデータはゲストに後で簡単に渡せるので)
・(子供のゲストがいる場合)席置きプレゼント
子供ゲストがいる場合、その子の席におかしやおもちゃのプレゼントをすると喜ばれます。プレゼント内容は子供の年齢にもよりますが、飽きずに楽しんでもらえる秘策の一つかな、と思います。
・ゲストへの手紙
全ゲストへの手紙を書いて、席に準備しておくと、ゲストへの感謝がより伝わりやすいと思います。もちろん手紙というのは、すべて封筒に入れなくてもいいですし、ゲストの名前が書いてある席札の裏に書くのもいいと思います。準備はとても大変かと思いますが、その分愛が伝わると思います。

以上、現ブライダルバイトスタッフが語る!結婚式の披露宴~おすすめ進行~ でした!
思っていたよりも超大作になってしまいました(笑)

これから式を挙げようと考えている新郎新婦さんや、披露宴に興味のある方、ブライダルバイトに興味のある方の役に少しでも立っていたら嬉しいです。

それではまた~

🌷何か気になる点ございましたら、お気軽にコメントをお願いします🌷


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