見出し画像

映画レビュー:プラスチックオーシャン

杉山大介です。
最近仕事の関係で環境問題の勉強をしているのですが、
知り合いの方におすすめしていただいた映画「プラスチックオーシャン」を観ました。
2016年に上映されたドキュメンタリー映画で、プラスチックによる海洋汚染の実態を学べます。

画像1

プラスチックが引き起こす問題

人が自分たちの生活を便利にするために重宝されている「プラスチック」。
例えば、ペットボトル。生活していて一日は必ず使用するのではないかというくらい生活の一部になっています。
プラスチックは耐久性がありながら、形を変えやすくて、軽い。加工するためには大変便利なものです。
なにが環境問題を引き起こすかというと、プラスチックは自然に分解されることはなく永遠に残ることと燃やすとダイオキシンがでるということです。
日本のように先進国では、非常に火力の強いゴミ処理場があるため、ダイオキシンは発生せずに処理できますが、ほとんどの国がこのような施設を持っていません。

また、ほとんどの国がリサイクル率も非常に悪くほとんどが埋め立てることでゴミを処理しています。このような処理の仕方は限界があります。
国によっては、川や海にそのまま垂れ流すような処理をしてしまっています。このような現状により多くの海が汚染されています。

画像2

クジラ、人体への影響

クジラは、口を開けて魚などを大量の海水を吸い込むことで食事をします。
つまり、全て飲み込んで消化することで摂取するのですが、先ほど述べたように「プラスチック」は分解されることがないため、そのまま残ります。
食べた魚も同様に食物連鎖のどこかにプラスチックが混ざってしまい、どんどん体の中に溜まっていきます。大量のプラスチックの摂取により、クジラが死んでいくという実態があります。
このように海の生態系に異常を起こしています。
もちろんその魚を食べている人体への影響が起きています。
作中にどれだけ魚などの体の中にプラスチックがそのまま残っているかが映像として出てきますが、これを摂取しているのかと思うとゾッとします。

画像3

今後どのような行動をすべきか

個人でプラスチックを使わないようにするという行動ももちろん大事ですが、行政、国、世界中で協力して取り組むべき行動です。
自分たちが生きているときだけを考えるのではなく、子供、孫の世代を考えて今を生きることができるかが大事です。
僕自身は、まずオーガニックやプラスチックフリーの製品を扱っているお店で購入することで、活動が拡がることに寄与しようと考えています。

普段利用しているお店です。みなさんも立ち寄ってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?