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技術同人誌に対談記事を載せるための試行錯誤

はじめに

技術書典16に新刊を出せるように、AI事務員宮西さんのセキュリティ・プライバシー編を書いてます。
技術書典16に出す予定なので、興味ある人は是非手に取っていただければ。

そんな中、いつも通りコンテンツ制作を進めていたのですが、空からアイデアが降ってきて、世古先生に「チラッ」っとして見たら快諾いただいたので、対談記事の制作を進めることにしました。本記事は対談記事の作成について書きます。

技術同人誌のあれこれをまとめ中

技術書典16ではこれの続編を書いて出す予定です。

NovelAIを使った技術同人誌をKindleに出したり、コミケに申し込んでみたり試行錯誤している様子をまとめ中です。

対談記事の作成

作成手順

以下の1~5の流れで対談記事の作成を行いました。意外と大変なのが「4」で、元のやりとりは会話なのでそのまま文字起こししたものは使えません。
読み手側にわかるように前提条件などを付加していき、読み物として成立するように編集する必要があります。

  1. テーマと内容を決める

  2. 対談を行う

  3. 文字起こしを行う

  4. 編集を行う

  5. 本としてまとめる

1.テーマと内容を決める

テーマは「法務側とビジネス側はどのように協業するとデータ利活用とリスクのバランスを取って進められるか」というので決まっていたので、内容を詰めていきます。

対談時間は30分を考えていたのでテーマに沿って、以下の4つについて世古先生と話すことにしました。

  • 法務側から見る協業の壁

  • ビジネス側に対する要望

  • 法務側とビジネス側の信頼関係構築するためには

  • 法務側と上手く進められないときに上手く進めるコツ

2.対談を行う

対談はビデオ会議で行いました。直接話してもよかったのですが、ビデオ会議システムにある録画&文字起こし機能を使えばその後の作業が楽になるかなと思って、ビデオ会議でやりました。

結果的には話を聞きながら頭の中で整理して書き起こしていったほうが良いと判断して、システム的に文字起こししたものは使いませんでした。

3.文字起こしを行う

対談を録画したものを聞きながら文字起こしを行っていきます。
最初はただ文字起こししただけのものを作っても良いのですが、今回は話者と編集者が同じ人物だったのでお互いの発言背景を理解していたので、相当編集しながら文字起こしを行っていきました。

文字起こしの内容

4.編集を行う

インタビュー記事をまとめるときは、3種類あるといわれています。
自分はTRPGリプレイが好きでよく読んでいたので、最終的なアウトプットはあの形式を考えてました。

「3.文字起こしを行う」でサンプルの内容を貼り付けましたが、この内容をそのまま話したわけではないです。
会話ではお互いの知識を前提に省略して話しているところが多いですが、読み手の知識は無いものとして書いたほうが良いので、世古先生にも確認していただき丁寧に背景を文章として追加していきました。

5.本としてまとめる

対談形式ということで、上に話者の名前がきて、下に話した内容が来るような構成にしました。

最初は本なので、小さ目フォントで行間を詰めて作ったのですが、PCで見ると普通に読めたのですが、スマホで見た時にはぎっちぎちに文字が詰まりすぎていて読みづらかったので、行間とフォントサイズを調整しました。

やっぱり実機で見るのは大切ですね。

左:加工前 右:加工後

さいごに

自分もインタビュー記事を作成してもらうことがありますが、自分で手を動かすとどのように出来上がっていくのかがわかって良いですね。

データマネジメント関係でインタビュアー兼編集ができる人ってあまりいないと思うので、気が向いたら次誰かのインタビューをさせてもらうかも。

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