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2024年3月期第2四半期決算概況 ポイント解説~特需・上方修正・増配など気になるあれこれ~

こんにちは。株式会社データ・アプリケーション(東証スタンダード:3848)(以下、DAL)の経営企画管理本部・経営企画グループです。

DALでは、2023年11月6日に、2024年3月期 第2四半期決算短信を発表しましたので決算の概況、ポイントについてご説明します。

詳細は下記資料をご参照ください。
2024年3月期 第2四半期決算短信
業績予想の修正に関するお知らせ
2024年3月期 期末配当予想の修正に関するお知らせ
2024年3月期 第2四半期 決算説明会 資料
2024年3月期 第2四半期 決算説明会 資料 書き起こし


決算概況

2024年3月期第2四半期決算は、売上高1,593百万円(前年同期比+31.2%)、営業利益531百万円(前年同期比+107.8%)、経常利益541百万円(前年同期比+103.0%)と増収増益で着地しました。

ポイント

全体では、売上の増加、パッケージ売上の増加幅が注目されがちですが、リカーリング売上、サブスクリプション売上が想定を上回り、伸びています。

■リカーリング売上
サブスクリプション販売強化が順調に推移。2023年9月単月のサブスクリプション売上高は、2021年3月単月の売上高のおよそ3.7倍まで伸長。
戦略的にサブスクリプションを推進している結果、計画は順調に推移しています。

■パッケージ売上
大型案件をパッケージ(売り切り)にて受注したこと、想定を上回るバージョンアップ案件を複数受注し、今期一過性の特需が発生。
一過性ですので、次年度以降も同様に発生するのか?は不確実性が強いため、明言できません。
 

2024年3月期重点施策

2024年3月期は、引き続き、4つの重点施策を実行しています。
 
■新規ビジネス:DX実現への挑戦
「デジタルワークプレースにおける新たなるワークハブ」をコンセプトに2024年の早いタイミングでのリリースを目標に、新製品「Placul(プラカル)」を開発中です。Placulとは、Plan - Act – Cultureの頭文字をとって、自分たちで計画し、実行する文化を創りあげるという意味を込めて名付けられました。

具体的な特徴については、皆さんにお伝えできる段階になりましたら、改めて正式にご説明させていただきます。今は、何か当社が新しいことを進めているということをご認識いただければと思います。

■既存ビジネス:収益の最大化
「全ライセンスサブスク化への検討・準備」「カスタマーサービスの強化」「アフターPSTNマイグレーション」の3点を主なポイントとして取り組んでいます。特需によるパッケージ売上を除いた当期上期のサブスクリプション比率は40%を超えているので、サブスクリプションの推進は順調に進んでいます。
今期一過性の特需でパッケージ売上が大幅に伸びているため、サブスクリプションが隠れてしまっているように見えますが、「サブスクリプションの推進は順調!」→ここは、大声でお伝えしたいことです。
 
■人材の獲得と育成
「DE&Iの推進」「採用活動の更なる強化」「ワークライフバランスの支援」といったテーマを中心に優秀な人材獲得、流出防止、パフォーマンスの最大化を目指して活動しています。
特に「採用活動の更なる強化」の一環として、当社の採用サイトをリニューアルいたしました。

自社パッケージソフトの開発ベンダーである当社の成長の軸は人なので、今後も、採用・教育など、人材に関する投資は継続的に推進していきます。
 
■企業力強化の取り組み
会社の知名度、認知度を上げるため、noteの開設、Youtube「1UP投資部屋」出演など、引き続き積極的な情報発信に取り組んでいます。
今後も皆さまに有益な様々な情報をお届けできるよう、更に情報発信を強化してまいります。

次に、同時に開示しました上方修正についてもご説明します。

2024年3月期連結業績見通しの修正について


最近の業績動向を踏まえ、2023 年5月15日に公表いたしました 2024年3月期の個別業績予想につきまして、修正しています。

■売上高
以下の主な理由から2,900百万円となる見込みです。

*サブスクリプション型売上の伸長
*想定を超える一過性の特需
 ・大型案件受注
    ・バージョンアップ案件受注

利益
EDI分野においてある一定の認知度はあるものの、さらなる認知度向上のため、大規模な広告宣伝の実施、人材の獲得と育成のため更なる採用力強化、移転に伴い、オフィススペースの最適化、ハイブリッドワークのためのITシステム関連の投資など、戦略的投資を強化してまいります。
もっと利益を出すべきではないか、とのご意見もあるかと思いますが、次年度から開始する次期中期経営計画や、その後を見据えた場合、今、投資すべきと判断した分野に投資を行い、企業価値を高める活動を推進してまいります。
 
最後に、増配の件を少しご説明します。

2024年3月期期末配当予想の修正に関するお知らせ

長期にわたり継続した研究開発投資を必要とする当社の事業特性から、短期的な業績指標に基づくものではなく、財務体質の強化と長期的な企業価値の向上を踏まえたものでありたいという考えのもと、株主資本配当率(DOE)3.5%の水準を目安に安定的かつ継続的に配当を行うことを方針としております。
2024 年3月期の期末配当については、上記方針及び 2023 年 11 月 6日開示の業績予想(上方修正)を勘案し、前回予想から 1.5 円引き上げ、1株につき、24円とさせていただく予定です。

繰り返しになりますが、現時点では、当社は、配当性向をもとに配当金額を決めておらず、DOEの水準を目安としていますが、これは、当社は、安定的・継続的に配当を行うことを方針としているためです。

最後に、2024年3月期第2四半期決算概況について、1UP投資部屋のnoteでも解説いただいていますので、そちらもご覧ください。


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当記事に関するお問い合わせはir@dal.co.jpまでお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。




 


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