ChatGPTのプロンプトの書き方 -カスタマイズできる様に構成する-
ChatGPTプロンプトの基本的な書き方についてまとめた記事です。
プロンプトの書き方を知りたい
企画や戦略を設計する人々に向けて、その領域に特化したプロンプトを提供しているこのブログ
たまたま本業の方でもありがたいことにプロンプトを書く機会があり、
提供した相手から”プロンプトがわかりやすいので書き方を知りたい”と
言われ、同じニーズの方がいるのではと思い書いてみました。
プロンプトとは?
プロンプトとはChatGPTなとを代表とする生成AIに作業をしてもらう際に投げる指示文のことを今回は差しています。
プロンプトの書き方に特段制限はないのですが、投げるプロンプトの内容次第でアウトプットの質が変わってくるため、多くの人が日々工夫したプロンプトを公開したり、セミナーを開かれています。
プロンプトの書き方
正直プロンプトの書き方に制限はないため、それが正解というものはないですが、できるだけ誰もがわかりやすく、かつ、そこそこ狙ったアウトプットが出てくるプロンプトの書き方をまとめてみます。
Point1:4つの基本要素を揃える
まず、ChatGPTでプロンプトを記述する際には以下の4つの要素を考えてみてください。
4つの要素の説明としては
役割:
ChatGPTに担ってほしいペルソナを指定します。
ペルソナはマーケターやデザイナーなどの”職種”でもいいですし、上司や同僚などの”役職”やキャラクターでもいいです。
また、優しいや王様っぽくなどの口調、性格、会話の仕方などもここで指定します。インプット:
ChatGPTが回答を生成する際に使ってもらう情報を提示します。
言語系生成AIはざっくり仕組みとして、前の文章に続く可能性が高い文章(単語)を予測して文章を作るため、”前もってどんな情報が与えられているか”がポイントになってきます。
ですので、ある程度妥当なアウトプットを得たい場合はそれに必要なインプットを提供してください。命令:
ChatGPTにやってもらいたいタスクをここで指示します。
例えばアイデアの壁打ちをしたい場合はインプットでアイデアの情報を
入れ、タスクとしてはアイデアに対する評価をしてもらうことを指示します。
タスクに制約条件がある場合もこちらでまとめるとおすすめです。
例えばChatGPTを活用する記事のネタを出してもらいたい時に政治に絡むネタをあらかじめ省いておきたいなら、命令に”政治に関するものは除いて考えてください”などの制約をつけます。アウトプット:
命令で指示したタスクの出力の形式を指示します。
例えば表でまとめてほしいならば
”カラムA|カラムB|カラムCの順で表として出力してください。”
であったり、文字数制限がある場合は
”要約を140字以内で出力してください。”などと指示を出します。
Point2:カスタマイズしやすい様に要素をパラーメーターに小分けにする
各要素の中身を記述する際には長文で区切りがない様に書くより、
要素を小分けにして記述する(これをパラメーターと呼んでます)と
他の人が見てもわかりやすく、かつ後からカスタマイズしやすくなります。
プロンプト作りは要素のカスタマイズになる
上記の2つのPointを押さえて書いておけば、プロンプト作りは各要素やパラメータをどのように組み合わせるかの作業となってきます。
例えばアウトプットで表形式や箇条書き、文字数制限付きの要約文など何パターンかを用意すれば、あとはその時の必要に応じて必要なアウトプット形式に付け替えればOKです。
イメージにすると以下の様になります。
+α 参照してほしい箇所も明示できる
要素に分けてプロンプトを記述することでもう1つメリットがあります。
それは要素ないで他の要素の情報を参照してほしい場合に、
参照先が書きやすくなることです(また肌感覚ですが余計な参照が減りアウトプットもへ予想外のものが減ります)。
まとめ
今回、プロンプトの書き方をカスタマイズがしやすいことを意識して紹介しました。是非、活用してみてくさい!
いいねとフォローもいただけると嬉しいです!
最近、一段質の高いプロンプトの設計方法の記事もリリースしました✍️
こちらも参考にしてください!
サポート費用は次の記事を書くための資金にさせていただいています。 ホワイトワーカーの在り方が問われていくこれからの時代にとって、考える職業の方々に価値あるナレッジを発信していくので応援よろしくお願いします! ※その代わり有料記事は作る気ないです。